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ウェスタディアの双星 2 幸運の女神 (?) 降臨の章

タイトル:ウェスタディアの双星 2 幸運の女神 (?) 降臨の章(小説:電撃文庫)
作者  :おがわまさたけ:小河正岳
絵師  :平野克幸
デザイン:?
編集  :?

国を守るべき貴族達がこぞって見捨てようとし、ウェスタディア共和国滅亡の危機に、今まで全く無名の文官&元英雄なのに素行が悪くて冷や飯を食わされていた二人の天才が国を守るために立ち上がるという、宇宙を舞台にした戦いの記録。
宇宙で艦隊戦をやっているくらいなのでジャンルとしてはSFですが、専らキャラクターを描くことに重点が置かれているので『ややこしい設定には興味ない』人も楽しんでもらえる作りになってます。
銀河英雄伝説スキーならけっこう高い確率で気に入ってもらえるんじゃないかと。

他国をいかに出し抜き、自国に有利な状況を作り出し、戦いに勝利するか。
各キャラクターが、それぞれの持ち味を発揮し、政治で、戦略で、あるいは戦術で活躍します。
で、物語の中心にいるのがウェスタディアの双星と言われる、誰よりも優れた戦術眼を持った英雄・バドエルと、その天才的な戦略眼でウェスタディア滅亡の危機を救った文官あがりの総参謀長・アルファーニです。やー、やっぱり燃えますね。
そして2巻ではこれまた個性的すぎる少女艦隊司令官が登場。登場の仕方からしてかなーり個性的ですが、ここは具体的な性格はあえて伏せておくとしましょう(笑)
とにかくいかにして危機をひっくり返して勝利するのか? 読んでて非常に楽しいです。
最初に書いたんですが、SF的な理屈はあえてほとんど描写しないようにしているのが大きな特徴ですね。これによって大幅に敷居が下がってると思うので、幅広い層におすすめします!


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