名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

葉桜が来た夏 2

タイトル:葉桜が来た夏 2(小説:電撃文庫)
作者  :なつみこうじ:夏海公司
絵師  :もりいしづき:森井しづき
デザイン:?
編集  :?

(1巻の紹介でも同じこと書きましたが)異人種コミュニケーションと、ボーイミーツガール。
お互いに不幸なファーストコンタクトを果たしたことが原因で、深い遺恨が残っている人間と”宇宙人”
お互いの種族のわだかまりをそのまま持っている二人の少年と少女が、大きく反発し合ううちに徐々に相互理解が深まっていく……そんなストーリーです。

2巻では、お互いに信頼感で結ばれてはいるものの、朴念仁とツンデレなためどうにもこうにも不器用な二人・学と葉桜の恋?の進展具合を見るのが楽しいですええ。

この巻では星野という謎の少女が鍵になっているのですが……そっちは置いといて(ヲイ)葉桜ですよ葉桜!
恋するツンデレっぷりをいかんなく発揮して、端から見てれば学に気があるのは丸わかりなのが実に微笑ましいです。ただし相手の学は鈍すぎて前途は多難のようですが、どうにか光明は見えてきたかも?

それとクライマックスシーンは2カ所ありますが、葉桜にとってのクライマックスである戦闘シーンは圧巻、豪快。これしかない!と言えるような戦いでした。
個人的になんかこのシリーズはすごく好きだなあ。もはや理屈じゃないですねたぶん。


この作品の名台詞

「葉桜」
「星野は孤立無援だ。どんな事情があるか分からないけど、得体の知れない連中に追いかけられてる。確かにあいつも怪しいところはあるさ。だけど、あの<渦巻き>とかいう女みたいにいきなり襲いかかっちゃこなかった。あいつはずっと言葉で俺の助けを求めてた。さぁ、その上で聞くぞ。見知らぬ土地で助けを求めてきた同胞を見捨てるのがおまえの正義なのか。おまえの理想なのか」
「おまえが俺を守るって言うなら俺の身体だけじゃない、俺の正義も守ってくれ。おまえならそれができるだろ」

→解説


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