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はぐれ勇者の鬼畜美学(エステティカ)Ⅳ

タイトル:はぐれ勇者の鬼畜美学(エステティカ)Ⅳ(小説:HJ文庫)
作者  :うえすてつと:上栖綴人
絵師  :卵の黄身
デザイン:?
編集  :?

物語の根幹は「強くてニューゲーム」。
異世界帰りで強大な力を持つ”はぐれ勇者”が、生来の女好きでエロエロ行為を働きつつも決して女に悲しい涙を流させないという漢気あふれるかっこよさで並み居る敵をばったばったとなぎ倒す爽快なファンタジー。

異世界から、自分が魔王を討っておきながら、敵として狙われることも承知で魔王の娘の身の安全を図るために現代に連れ帰るなど、なかなか一筋縄ではいかない主人公・暁月の性格のため、どんなエロ行為を働いても主人公を憎めないんですよね。ダークヒーローというには熱すぎる漢。

4巻では、つかの間の魔族と人間間の停戦を再び壊しそうなきな臭さを感じ取った暁月が、再びアレイザードへとやってきて交渉の矢面に立つことに。

これまた、バトルが燃えます。
単純に敵と戦うかと思いきやあの面子とは!
さらに交渉についても、これはまたすごい引きで来ましたね。続いて読まざるを得ない。
それにしても美兎を筆頭に、だんだん「開発」されちゃってますねえ。おお、これ一応全年齢向けなのにこんなこと書いちゃって良いんだろうかと思うけど、公式表現なら仕方ないな!

ほんと、いいシリーズです。


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from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 水曜, 2011/07/27 - 20:00

著:上栖 綴人 イラスト:卵の黄身 「ああ、解ってるぜ━━お前等の苦しみをな」 だからもう止まらない。そして今、万感の想いを込めて。はぐれ勇者、発進準備完了。 凰沢暁月、鬼...