名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ミスマルカ興国物語 IX

タイトル:ミスマルカ興国物語 IX(小説:スニーカー文庫)
作者  :はやしともあき:林トモアキ
絵師  :ともぞ
デザイン:?
編集  :?

一切戦わずして、大陸を統一しようという壮大すぎる野望を持ったマヒロ王子の活躍を描くヒロイックファンタジー。ただし、超変化球。

およそ普通のファンタジーのセオリーは通用しません。
けれど、単に王道を外してるだけといった感覚ではなくて、ものすごいエンターテイメントであり、同時にものすごい緊張感のある話でもあります。あんだけ、真面目な場面でもバカやってるというのに!
とにかく1巻だけでも試してもらえれば、シリーズのノリは否応なく伝わってくると思いますよ?

さて、今回は。
表紙も飾ってるだけあって、完全にシャルロッテ皇女のターン!

今まで、シャルロッテ皇女は、マヒロとタメ張るくらいに頭脳がキレて、現実主義者で、かつ理想も持っている人だと思ってたんですが……
騙されたーっ!!

騙されたんだけど、やばいわ惚れそう。無双すぎなんですけどこの人。
ストーリー自体は、大きく動くというよりも、一応中原を併合した後の、大国病に罹った帝国の姿を描写してる感じかな?
とはいえやっぱ盛り上がりましたけどね。

あと、エミリオはここにきて卑怯だと思いますええ。なんてテコ入れっぷり。


この作品の名台詞

「ここは私の国なのよっ!! 私しかいないなら私が守るしかないじゃない!!」

→解説


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