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獅子は働かず 聖女は赤く 3 あいつはもう一人でも大丈夫じゃ

タイトル:獅子は働かず 聖女は赤く 3 あいつはもう一人でも大丈夫じゃ(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :やなぎたまぞう:八薙玉造
絵師  :ぽんかん(8)
デザイン:?
編集  :?

お師様が残念すぎて、それでもかわいすぎて生きて行くのが辛い。

このシリーズ、簡潔に紹介するのがなかなか難しいんで、公式の紹介文を引用させてもらいます。
『竜と鋼と魔女のファンタジー、時々コメディ』

魔法で動く、どでかいロボットみたいな鋼の人型兵器が出てきたり、竜が出たり、まあそんな感じです。
基本的にはシリアスなんですが、油断してるといきなりコメディの方に針が振り切れるので注意!

さて、3巻ではついにアンナさんの秘密が明かされます。
まあね、確かにただの聖女にしてはあまりにその行方に固執する組織が多すぎました。なるほど納得です。(その割には扱いが結構無茶じゃなかったか? ……気にしたら負けか)

それよりもお師様ですよ!
今まで話としてはあれこれすごいことになってても、ろくに実力を発揮する機会もなかったけど、ついにその真価がっ!
……残念なのは相変わらずですが。あれは生来のものなんだなあ、たぶん。

あと、騎士なのに腰痛って……致命傷じゃないのかそれは?


この作品の名台詞

「もう……殺してくれ、ユリウス。頼むから」
「お前を殺すこともできず、勝てもせず……! 憎んでいるはずなのに、メルヒオルの仇とわかっているはずなのに憎めないんだ!」

「だって、私はお前のことが……ユリウスのことが好きなんだ」
「信仰を裏切ったとか、魔女に誑かされたとか、そんなのは全部詭弁だ! わかっていたんだ! 私はただお前のことが好きだっただけだ。愛していたんだ! だからこそ、私のもとを去ったお前が許せなかった! ! お前の心を連れ去ったマルレーネも、《竜の魔女》も許すことができなかった!!」
「私にはもうとっくに信仰なんてなかった。神を裏切ったのは私だ! 嫉妬にくるっているだけの醜い女なんだ! だけど、好きなんだ! どうしようもないんだ!!」

→解説


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