名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

殺×愛3 ―きるらぶ THREE―

タイトル:殺×愛3 ―きるらぶ THREE―(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かざみめぐる:風見周
絵師  :G・むにょ
デザイン:?
編集  :?

饒舌系でオブラートに包まれてはいるけれど、語られるその内容は問答無用に痛くてシリアスで、そして容赦なし。ちょっと癖が強いので誰にでも受け入れられるのは難しいかもしれませんが、最近の富士見ファンタジアの中では個人的にベスト3(適当に言ってるのでつっこまないで!)には入る作品です。ここまでが建前。
サクヤ! サクヤがかわいすぎです! ツンデレスキーは一発で陥落するね!これが本音。

オメガという、不完全な不死者としての運命を余儀なくされ運命に翻弄される中で他人を騙し、自分をも騙して生きる密。1巻目の時はまだそれほど感じませんでしたが、ここまで来ると明確に「ひねくれてはいるけれど、誰よりも他人の事を見捨てる事が出来ない」そんな優しさが見えてきます。がんばれ密。


この作品の名台詞

「どうしたの? 今日はいつになくダイタンだね?」
「……ひぃセンパイ。お言葉ですが、今日は初めから全力でダイタンでしたよ?」
「《吸血少女にゃみちゃん☆フルスロットル!》って感じ?」
「アニメの第二シーズンみたいな言い方はやめてください」

→解説


「ねえ、サクヤ……
きみは、大切なものをたくさん作っていたんだね。僕の知らない間に」
「知らない間? なにを言ってるの?
私が大切だと思えるものをたくさん作れたのは……全部、おまえのせいだ。ヒソカが『戦いしか能のないきみには苦痛だろうけど、普通の女子高生の生活を送ってもらうよ』なんて言い出したのが始まりでしょう?」

「全部、おまえのせいなんだからっ」

→解説


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