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背が低く、高校生になっても小学生に間違われ、なることなすことドジばかり。
そんな少女・森下こよみが一枚のチラシを見て自分を変えるために門戸を叩いたのが、魔法使いの弟子への道。
荒唐無稽と思われた魔法だが、意外にも電子機器とコンピュータ言語で実現させるらしい！？

2003年に出版された１巻が表紙絵＆挿絵の差し替えと、改稿を受け新装板としての登場ですが……
新旧版を対比させながら読んだのですが、これは断然新装板がおすすめです。
起こっている事件そのものは変わっていませんが、買い直しorこれを機会にシリーズに手を出す価値はあるんじゃないでしょうか。

まず詳細な作品紹介については、6巻の紹介文をどうぞ。

さてそれでは実際に新旧版を比較した主な違いを見ていきましょう。

●表紙絵＆挿絵の全面変更
絵師は宮下未紀さんのまま変わっていませんが、すべて書き直されています。
左が旧版、右が新版

挿絵については巻頭カラーは
（旧）弓子、美鎖　→　（新）こよみ2枚
と、主役の面目躍如！！

また本文の挿絵は、シーンは同じですが全部書き直し。巻頭から消えた弓子はピンの挿絵が新規に追加されています。

●本文の大幅改稿
新装板なのに、321Pから272Pへとかなりスリムになっている本文。読み比べてみたらかなり手が入ってます。
まずは細かい文章表現の修正。情景描写などはこの5年近くの経験値があるので明らかにレベルアップしてます。
あとはエピソードを並べる順番やその内容にも手が入っていて、かなり読みにくかった印象のある旧版と比較して明らかに文章の流れがスムーズになりました。どうも主人公としては存在感がイマイチだったこよみも、ほんの数行の文章追加などで存在感がアップしました。

というわけで、この新装板はかなりの好印象です。
グッジョブ！

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