名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ベン・トー 4

タイトル:ベン・トー 4(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :あさうら:アサウラ
絵師  :柴乃櫂人
デザイン:?
編集  :?

半額弁当を巡っての争奪戦という一見とんでもない話なのに、ものすごく熱くスポ根ばりの物語。
それでいて煩悩大爆発な部分もあるんですよねこれが!

4巻でもこの流れは健在。
いつもと違うフィールドで例によって半額弁当争奪戦を繰り広げるんですが、『それはそれとして』佐藤洋はエロ視線を向けまくり、白粉は腐女子として暴走しまくってます。

もはや語るまでもなく、半額弁当を巡るバトルの熱さは半端じゃないので、これについては割愛。
今回もいいドラマを展開してくれます。

このシリーズのいいところは単に熱いだけで終わらせず、変態チックな部分も大暴走してるところです。佐藤洋はなにかというと槍水(の主に脚部)を見てエロ妄想で盛り上がり、白粉は佐藤洋を完全にBL用題材として見てる始末。というか……実は狼連中の中でまともなのって槍水先輩くらいしかいないんじゃないだろうか!?


この作品の名台詞

……今、手からビーム的なものが出て全ての部屋を破壊し尽くせることができたらどれだけ素晴らしいだろう。どれだけ僕は幸せになれるだろう。だが、当然、そんなものが出るわけもない。わかっている。わかっているんだ。
思い出されるのはテレビで『ドラゴンボール』の再放送をやっていた幼き日々。小学一年生ぐらいの時だろうか。あの頃の僕らは練習さえすれば手からビーム的なものを噴出させることが可能だと信じていた。何度『かめはめ波』と声を上げただろう。どれだけ『かめはめ波』と叫んだだろう。途中挫折して何度か『波動拳』を試したが、ダメだった。

→解説


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