名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ベン・トー 5

タイトル:ベン・トー 5(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :あさうら:アサウラ
絵師  :柴乃櫂人
デザイン:?
編集  :?

シリーズ最高傑作!と言ってもいい出来かも。
ラブあり、恋の鞘当てあり、変態あり、燃えるバトルあり、友情ありともうとにかくあらゆる要素がぎゅーっと今回は詰まってます!

しかし佐藤はなにげにフラグを立てまくっているような……

今回夏休みということで著莪と佐藤は地元に戻っていて、そこでお決まりのゲーム三昧と半額弁当奪取に燃える日々。
んで、狼と言うにはあまりにヘタレっぽく見える大谷が出てくるんですが、これが意外な展開が……愛だっ!

白粉は相変わらずのど変態っぷりを発揮したり、佐藤憧れの広部さんがなぜか佐藤の学校に転校してきたり、以前佐藤がボロ負けしたダン・ドーと猟犬群との再戦や、ああもうほんとにいろいろですよいろいろ!
今回、いつでも冷静な槍水先輩がまだまだそこまではっきりした形にはなってませんが、ちょーっと佐藤に対して気にする心情を見せた!?

しかしまあ今回の佐藤無双っぷりがすごい!
あんまり突っ込んでいうとおもしろくないからほどほどにしますけど、こんなにもかっこよかったのか!!という感じ。
これはフラグも立つよなあ……

ああもうすべてが素晴らしい! 早く次巻こいっ!


この作品の名台詞

たとえ君が世界中から嫌われていたって、僕は君を好きになる自信がある。みんなが好きだから君を好いたんじゃない。僕は、自分自身の心で、君に恋をした。
そして、きっと僕はそうであるが故に、君の特別な人には決してなれない。
この強敵たちと戦い、弁当を欲する気持ちは誤魔化しきれない。君と一緒に無様だと、笑うことはできない。君に嘘をついたまま、しれっと横にいることなんて……僕には無理だ。
だから、ここに来た。あの猟犬と戦い、秋の実りを享受せんがために、やってきた。僕自身に嘘をついたまま、君を騙したままではいたくない。僕は僕である限り、きっと君は好きになってくれない。でも、自分ではない何かになんてなりたくない。自分らしくない生き方をしたって、それじゃ何の意味もないんだ。それじゃ勝てない、ダメかもしれない……けれど、それが何だ。僕は映画みたいなゲームより、自分で遊べるゲームが好きだ。他人に成りすまして利口にうまく生きるより、愚かにでも僕自身を生きたい。他人の仮面を被って君に好かれるより、僕を見てほしい。無様でいい、負けたっていい。君が好きだと言ってくれた、嘘をつかず、飾らない、バカを真顔でする僕でいたい。たとえ二度と君に微笑んでもらえなかったとしても、それでも――

――これが、僕なんだ。

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from 奇想庵 on 木曜, 2010/02/04 - 00:04

ベン・トー〈5〉北海道産炭火焼き秋鮭弁当285円 (集英社スーパーダッシュ文庫)