名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

アトリウムの恋人

タイトル:アトリウムの恋人(小説:電撃文庫)
作者  :どばししんじろう:土橋真二郎
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?

閉鎖された仮想世界「東京スフィア」を巡る物語。

土橋真二郎の新シリーズの舞台は、現実の東京でAIを効率的に運用できるように詳細なマップ構築をしたことによる副産物として出来た仮想世界「東京スフィア」。
事情があって崩壊し閉鎖されたはずのその世界は、実は崩壊していなかった!?

さすがというか、こういったデジタル的な世界を構築はばつぐんの安定感あり。

一連の土橋作品を読んできた方にはわかりますが、今回あまり黒い感じは受けませんでした。というよりも、世界観描写に重点を置いてきた感じ。
個々のキャラクターの心情などにはあまり踏み込んでいなかったので、これは2巻以降に期待ですね。

それにしても土橋作品は、植田亮タッグに移行したってことなんでしょうか。いや、実のところめっさお気に入りなんで大歓迎なんですけど。


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/5374
from monumenta librorum on 日曜, 2011/06/19 - 00:51

主人公の高校生の少年は、同級生の少女から閉鎖された仮想世界を調べるサークルに強引に誘われてと言う話。この作者はゲームが主題となっている話が多いが、これは仮想世界自体がゲ...

from 夜空の日記 on 火曜, 2011/05/17 - 12:46

アトリウムの恋人 (電撃文庫)(2011/05/10)土橋 真二郎商品詳細を見る「アトリウムの恋人」電撃文庫
土橋真二郎(イラスト・植田亮)

ストーリー 5/10点
キャラクター 5/10点
世界観 ...