名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

楽園島からの脱出

タイトル:楽園島からの脱出(小説:電撃文庫)
作者  :どばししんじろう:土橋真二郎
絵師  :ふゆの春秋
デザイン:?
編集  :?

タイトル通り、脱出もの。

校内の「極限ゲームサークル」主催のイベントで無人島に高100人の男女が集められ、表向きレクリエーションとして開催されたゲームだがその本質は実は?

はい、もう今更言うまでもないとは思いますが一応。
作者が作者だけに、みんなで最後まで協力し合って脱出を目指そう!……という仲良しこよしの話ではありません当然ながら。
これだよ、これでこそ土橋作品ですよ! もちろんおすすめです。

おおまかな導入は上で挙げた通り。
普段から脱出ゲームなどを主催していたゲームサークルが謎の後援を受け、最後に大きなイベントを自分たちも詳しいことを知らない一参加者となったゲーム『ブリッツ』。
なにかと男女ペアという制約があるこのゲーム、徐々にその本質が明らかになっていく……。
島内で謎を解き、アイテムを集め脱出を目指すわけですが、ま、そんな平穏に終わるはずもないわけで。

主人公の性格が既にしてアレな感じで、ヒロインもアレな感じでいいですね-。
出だしでかましてくれたので、いろいろ心構えを持って読むことが出来ましたが、期待に違わぬ展開のようでこの先どうなるかわくわくします!


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/6178
from monumenta librorum on 木曜, 2012/08/09 - 13:48

無人島に集められた男女100人の高校生が脱出を目指すゲーム。この作者お得意のゲーム物であるが、今回はペアになることに意味があるようである。例によってかなり複雑なので、伏線が...