名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/07/31 - の記事

AKUMAで少女

タイトル:AKUMAで少女(小説:HJ文庫)
作者  :わかつきひかる
絵師  :高階@聖人
デザイン:?
編集  :?

こ、これはおもしろくて…しかもエロい(爆)
TS(いわゆる性転換)ものなんですが、TSならではの魅力が十二分に引き出されています。
幼馴染のツンデレ少女と弱気な少年の心が入れ替わってしまい、もともと容姿はよかったけど性格が近寄りがたかった少女に、弱気という内面が張り込んでにわかに脚光があたったり、そういった変化の描写が実によかったです。
ラブコメ好きなら、これはおすすめ!
TSものはちょっと……とか思わず、ぜひ読んでみてください。

バード・ハート・ビート 夜姫天炎!

タイトル:バード・ハート・ビート 夜姫天炎!(小説:ファミ通文庫)
作者  :いとうきょういち:伊東京一
絵師  :pako
デザイン:?
編集  :?

巨鳥の背中に乗って、大空や渓谷を飛翔して順位を競うレースの選手になる夢を持った少年と、政略結婚による和平のために自分の身を捧げる素直でけれども不器用なお姫様とのボーイ・ミーツ・ガールな物語。
1巻で非常にきれいに物語が終わっていたため、どうやって続けるんだろうと思っていたんですが、今回も巨鳥によるアクション、そして少年とお姫様の絆は健在でした。
やはりなんといっても空を飛ぶという爽快感があります。

07/07/30 - の記事

本日の名台詞

「ほ……本当は……その……平気じゃない」
「体調がよくないの?」
「う…うん。よくない。すごく辛い。
だ、だから……えっと……ああもうっ、どうしたらいいのか、よくわからないっ」
「どうしたらいいって……なにがしたいの?」
「ひ、ヒソっ……ヒソカに……そ、その……」

「あ、甘えたいっ」


タイトル:殺×愛7-きるらぶSEVEN(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かざみめぐる:風見周
絵師  :G・むにょ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :有栖川咲夜&椎堂密 (172 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品はエンドロールを迎えめでたしめでたしといったところです。

はい、ではさっそく台詞解説行ってみましょう。
登場当時は取り憑く島もなかったサクヤさんですが、今ではすっかりツンデレというかいやむしろデレばっかり?
愛は人を変えるんですねえ……
などと冷静っぽい書き方をしていますが、実際にここを読んでる時には巨大な衝撃が襲いました(笑
ハートブレイクショットです。
悶絶。

殺×愛7-きるらぶSEVEN

タイトル:殺×愛7-きるらぶSEVEN(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かざみめぐる:風見周
絵師  :G・むにょ
デザイン:?
編集  :?

いわゆる終末もの。
終末ものはけっこう意地の悪い作品が多いですが、このシリーズも例外ではありません。
悪意だらけというか、ちょっとはい登ってきたかと思ったら再び奈落の底に突き落とす展開続出で一体どういう風に物語を畳むつもりなのか気になっていたこの物語もついに完結です。
えっと……まあ書いてもいいよね?これくらいは。

夏コミ用の原稿、無事入稿しました。

どうにかこうにか夏コミ原稿、入稿完了。
これで無事に夏コミでは本出せます。
鋼殻のレギオス、とある魔術の禁書目録、ライトノベルの妹本、谷川流本(制作は平和さん、他の方もいろいろ書いてます)、ウィザーズブレインCD、お.り.が.み+マスラヲ本CD(以上CD二点の制作は玲朧月さん)と各種取りそろえてお待ちしております。
詳細な情報についてはこちらをご覧ください。後日サンプルページも公開予定。

「ヤンデレ大全」が出ますというか、あんたなにやってんの!というお話

情報解禁みたいなので告知。
いずれ詳報が出てから改めてお知らせしますが、8月29日に「ヤンデレ大全」なる本が出ます。
(※:ヤンデレって何さ?って方は、はてなのヤンデレの項をご覧ください。)
今回、その本ではライトノベル部門もありまして、私10ページほど担当させてもらいました。
あのキャラとか、あのキャラについて書いてますええ。

07/07/29 - の記事

「2007年上半期ライトノベルサイト杯」投票しました

ということで、ギリギリまで粘って決めたのがこちら。
(なお、ライトノベルサイト杯の方は現段階では速報版が出ています。)
簡単なコメントをつけておいたので、興味が湧いたらぜひ読んでみてくださいな。
書影をクリックすると、まいじゃーの少し詳しい紹介文に飛びます。たいていは名台詞もあるはず。

●新人・新作部門
連射王(上・下)/(川上稔/メディアワークス)
 
まぎれもないシューティング小説、というかスポ根ならぬゲー根小説です。

本日の名台詞

「ならば、私は、おまえの恋を応援するよ! たとえ神がシドの恋を認めなくとも、この私が認めてやる! 恋愛原理主義者、高天原Aの名にかけてな!」
「恋をしろ! 愛し合え! 一心不乱に求め合え! 愛だけが世界を救う……いや、愛だけが、シドのセカイを救うのだからなッ!」


タイトル:殺×愛7-きるらぶSEVEN(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かざみめぐる:風見周
絵師  :G・むにょ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :高天原A (163 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

紹介文が書きかけで事故により消えてしまったので気落ちして、とりあえず台詞だけ(汗
また紹介文は夜にも改めて……ということで(苦笑

椎堂密、長い長いトンネルをようやく抜けて復活の兆しが見えました。
そこにエールを送る先輩。こういう先輩のポジティブシンキングこそがセカイを救うのでしょうね。

アキカン! 2缶めっ

タイトル:アキカン! 2缶めっ(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :らんじょうりく:藍上陸
絵師  :鈴平ひろ
デザイン:?
編集  :?

そもそも1巻にしてからが、アキカンが美少女になったり元に戻ったり、アルミ缶とスチール缶の仁義なき戦いがあったり、シモネタ満載だったりと割と無軌道感炸裂なツンデレラブコメだったわけですが……
もはや2巻に至っては漢らしくその設定すらもあさっての方向に投げ捨ててラブコメ三昧です(爆)
元が元なので、ラブコメに徹してかえってよかったかも。
というわけでラブコメ好きにはこれ意外におすすめできます。
シモネタ好きならなおよし(笑

2007年8月 の新刊情報

超鋼女セーラ ロボ娘とボクの黄金週間 [前編] 寺田とものり
あの日々をもう一度 健速
AKUMAで少女 わかつきひかる
ブレスレス・ハンター3 葛西伸哉

2007年8月 の新刊情報 コバルト文庫

炎の蜃気楼 赤い鯨とびいどろ童子 桑原水菜
カレン坂高校 可憐放送部 ひびき玲音、鈴本紅
ヴィクトリアン・ローズ・テーラー あなたに眠る花の香 青木祐子
八月の恋のおわり あさぎり夕
空の呪縛 前田珠子
流血女神伝 喪の女王7 須賀しのぶ
月色光珠 春宵に灯る紫の光 岡篠名桜
姫様オーバードライヴ! 秘密の塔は恋の罠 倉世春
王宮ロマンス革命 姫君を探すほころびの都 藤原眞莉

流血女神伝 喪の女王 7

タイトル:流血女神伝 喪の女王 7(小説:コバルト文庫)
作者  :すがしのぶ:須賀しのぶ
絵師  :船戸明里
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/07/28 - の記事

実況! ライトノベルサイト杯終了直前にすべり込み投稿するための選定中(ヲイ

2007年上半期ライトノベルサイト杯の〆切が、本日のシンデレラタイム(0:00)までと迫る中、同人誌制作などで身動きのとれなかった私・極楽トンボはすべり込みで投票を間に合わせるべく、あわてて選定を開始。
せっかくだから、選定過程をそのまま逐一流してしまわんとす。
・レーベル別にざっとチェック!
・新人・新作部門とシリーズ部門に振り分けしつつ、一次選定>今ここ

2007年8月 の新刊情報

マスケティア・ルージュ 虚飾の婚礼 志麻友紀
光の精煉師ディオン 初任務は秘密の修業 村田栞
少年伯爵は月夜に目覚める 流星香
神語りの玉座 月はさだめの矢をつがえ 薙野ゆいら
身代わり伯爵の結婚 清家未森

2007年8月 の新刊情報 スニーカー文庫

イリーガル・テクニカ V 賢者のゆくえ 後藤リウ
リバーシブル 3.白の悪夢 水月昂
レンズと悪魔 IV 魔神幻世 六塚光
繰り世界のエトランジェ 第一幕 糸仕掛けのプロット 第11回スニーカー大賞<奨励賞>受賞作 赤月黎
時載りリンネ! (1) はじまりの本 第11回スニーカー大賞<奨励賞>受賞作 清野静

2007年7月 の新刊情報 ファミ通文庫

バトルフィールドは空騒ぎ! ~週末の旅団~ 淺沼広太
学校の階段6 櫂末高彰
トゥインクル☆スターシップ14 あなたはこれから何がしたいの? 庄司卓
ガーゴイルおるたなてぃぶ3 田口仙年堂
狂乱家族日記 八さつめ 日日日
ファイナルファンタジーXI ~幸運の条件~ はせがわみやび

イリーガル・テクニカ 5

タイトル:イリーガル・テクニカ 5(小説:スニーカー文庫)
作者  :ごとうりう:後藤リウ
絵師  :伊藤ベン
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

ガーゴイルおるたなてぃぶ3

タイトル:ガーゴイルおるたなてぃぶ3(小説:ファミ通文庫)
作者  :たぐちせんねんどう:田口仙年堂
絵師  :日向悠二
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

狂乱家族日記 八さつめ

タイトル:狂乱家族日記 八さつめ(小説:ファミ通文庫)
作者  :あきら:日日日
絵師  :ぺけろくすけ:x6suke
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/07/27 - の記事

イコノクラスト! 7

タイトル:イコノクラスト! 7(小説:MF文庫J)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

魔術により異世界に勇者として召喚された普通の少年が、状況の赴くまま魔術で動くロボットに載って「神罰代行者」と戦う……
と、まあこれだけ聞くと大変よくある話なんですが、でもこのシリーズは違います。
こういった異世界召喚もので、ごく自然と沸いてくるいろんな疑問が全部物語として描写の対象になっているのです。
具体的には、
・召喚には手間がかかるが勇者は替えが効く。ちなみに主人公は5代目。
・ロボットで人々を救うべく戦闘中、足元の人間を踏み潰す
・勇者のお世話をする人間の色仕掛け
・状況に反発して勇者逃亡
多作な作者の人の他のシリーズに比べて、圧倒的にタブーな描写が少ないのが特徴と言えるかもしれません。

07/07/26 - の記事

本日の名台詞

「私ももう少し、無責任で気楽に生きられればよいのですが」
「それ以上は無理だ」


タイトル:モノケロスの魔杖は穿つ 3(小説:MF文庫J)
作者  :いとこうへい:伊都工平
絵師  :巳島
デザイン:?
編集  :?
キャラ :真名辺麻奈&喜連川尊照 (97 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

現代を舞台にした魔法ファンタジーもいろいろですが、非常に趣味的な作品。
そして会話は変。
台詞解説ってほどでもないですが、真名辺麻奈という人間性を知るにはいい会話だなあと思います。

モノケロスの魔杖は穿つ 3

タイトル:モノケロスの魔杖は穿つ 3(小説:MF文庫J)
作者  :いとこうへい:伊都工平
絵師  :巳島
デザイン:?
編集  :?

現代を舞台に魔法ファンタジー、には違いないんですがものすごく偏った作りです>褒め言葉
会話のセンスは非常に独特で、どこか変。緊張感があるのかないのかわからない。
設定などは非常に細かく、設定スキーにはよだれもの。
そして物語の設定や展開は、まず事前に予想しきるのは無理でしょう。
この3巻の展開は予想外すぎて「な、なんだってぇぇぇぇぇ!!?」という感覚でした。完全にやられたorz
確実に読み人を選ぶ作品ですが、でもおすすめです。

07/07/25 - の記事

本日の名台詞

「ボク、死ぬの怖くないの。だって機械の体なんて、神様がくれたおまけだし。それに、ボクが知ってるこの世界って、多分、ボクの頭の中にあるものだから。ボクが消えたら、乙ちゃんも消えちゃうと思う」
「勝手に消すな。
お前が死んだって、オレ生きてるし」
「でも、ボクが知ってる乙ちゃんは消えちゃうよ? ボクが見てる乙ちゃんは、他の人が見てる乙ちゃんじゃなくて、いっぱいある色んな乙ちゃんの一つだから。誰かが死ぬと、その人が知ってる他の人も消えてなくなっちゃうの。もし世界中のみんながいっぺんに死んだら、きっとみんなが知ってる太陽も月も地球も、きっと消えちゃうよ」
「別に、怖くねーんだったら、消えるとか関係ないんじゃね?」
「独りぼっちが怖い。
鳳や乙ちゃんが死んだら、二人が知ってるボクは消えちゃう。それって大事なボクで、一緒に色んなボクが消えて、ボク独りになるの。それで何が好きとか、何が嬉しいとか分からなくなるの。前は、そんなの怖くなくて好きとか嬉しいとか別に大事じゃなかったけど、鳳と乙ちゃんがいて、独りぼっちになるのが怖くなったの。変なの。自分が死ぬのが怖くないの。鳳や乙ちゃんが死ぬ方が怖いの」


タイトル:スプライトシュピーゲル 2(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :うぶかたとう:冲方丁
絵師  :灰村キヨタカ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :雛(ひびな)&乙(つばめ) (99 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

開設してる時間がないので、台詞だけでご勘弁ください(汗

今同人誌用の用語集を延々と作業中。……あと1巻ちょっとか……ああもう出勤時間迫ってきたなあ……うたた寝以外した覚えがないなあ。何時間寝たっけ>だいぶやばいテンションのご様子

アンジェリック・ノワール 2

タイトル:アンジェリック・ノワール 2(小説:スニーカー文庫)
作者  :しいばしゅう:椎葉周
絵師  :芳住和之
デザイン:?
編集  :?

天使から「システム」をインストールされることで、限定的な天使としての力を手に入れ、戦う少年たちの話。
すいません、ものすごく端折って説明してます。頭が半分寝ているので自分でも何書いてるのかよくわかんなくなってきましたが……
一番大事なポイントとして(もっとも2巻になってから明確になった特徴なのですが)、
天使という力を手に入れてながらも、やること自体は非常に地道な特訓で一歩一歩強くなろうと試みているところに好感が持てます。

07/07/24 - の記事

スプライトシュピーゲル 2

タイトル:スプライトシュピーゲル 2(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :うぶかたとう:冲方丁
絵師  :灰村キヨタカ
デザイン:?
編集  :?

独特な表記法で繰り出されるSF。
事故などによって、その肉体をほとんど失ったものの中から適性のある子供が、その全身をサイボーグ化し強大な能力を持ち、警察権力の急先鋒として事件解決に奔走します。
重い過去や現実を背負いながら、軽口を忘れない心や、本編の端々に出てくる痛烈な皮肉など、シリーズの中毒になる要素はいっぱいですのでSFに拒否感さえなければぜひともお試しください。
ちなみに可能であれば「オイレン・シュピーゲル2」と「スプライト・シュピーゲル2」は一気に読んだ方がより楽しめます。

07/07/23 - の記事

本日の名台詞

「ラミア様がわたしとペニートの関係についてどうお想いになったところで、大差のない問題ですので」
「そこは惚れた弱みというものがあるでしょ? 情を交わした相手を、そう簡単に殺せるかしら?」
「ラミア様なら、どうなさるのですか?」
「…………そうねえ。殺す、かしら」
「では、わたしの答えも同じです」


タイトル:ダークエルフの口づけ 3 ソードワールドノベル(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かわひとただあき:川人忠明
絵師  :椎名優
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ベラ&ラミア (47 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

開設時間がない(汗
とりあえずこういう殺伐会話が随所にあるのです。いいですねえ……

ダークエルフの口づけ 3 ソードワールドノベル

タイトル:ダークエルフの口づけ 3 ソードワールドノベル(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かわひとただあき:川人忠明
絵師  :椎名優
デザイン:?
編集  :?

相変わらずなんという殺伐さ!>褒めてます
ダークエルフの密偵として、エルフとなって貿易商ギルドに入り込みそこの保安主任をしているベラ。
盗賊ギルドの幹部であるラミア。
この二人が筆頭ですが、とにかくまあ交わされるやりとりとかのねじまがり具合が素敵すぎです。
笑顔で紅茶を飲んで世間話しながら、裏ではお互い護衛が館を取り囲んで戦いを繰り広げていたり、相手の拠点をつぶし合ったりやばすぎです。

07/07/22 - の記事

2007年上半期ライトノベルサイト杯……投票したいなあ……

2007年上半期ライトノベルサイト杯、投票しようと思ってるんですが同人関係が修羅場で検討してる余裕が……(汗
ニュースサイト系とかでも歓迎だそうなので、みなさんこぞって参加しましょう。前回はタコミスで投票し損ねたので今回は参加するぜ。
下で、はてな以外のサイトの参加方法についても補足されてます。今週の土曜〆切。
ラ板大賞は結局いつも通り結果だけ眺めて終わり。(というか実は一回も投票したことなかったり)

参考:●ラノサイ杯3次報告

本日の名台詞

「あたしが恐がりだっていうさっきの話だけどね……うん、昨日はすごく怖かった。本当に、夜の間中、あたしはソファーの上でふるえてた。でもね、ふしぎ。今は――」
あたしは――今は――
「あたしは、お前なんか怖くないっ!」
だから安心して、クルル。
そうだ。怖れてない。怖がってなんかいられない。
クルーエルから受け取ったものを、渡さなくちゃいけない。


タイトル:黄昏色の詠使い 3 アマデウスの詩謳え敗者の王(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :さざねけい:細音啓
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ミオ (293 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品全体から漂う優しさに触れるがよいのです。読みませう。

それでは台詞解説。
ミオは優しくて、恐がりで、でも友達をどこまでも信じている少女。心の底から信頼しているから、一度はくじけたその心も再び勇気を奮い起こすことが出来るのです。決して強くはない存在が、決死の思いで揺り起こす勇気……いいなあ。

黄昏色の詠使い 3 アマデウスの詩謳え敗者の王

タイトル:黄昏色の詠使い 3 アマデウスの詩謳え敗者の王(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :さざねけい:細音啓
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

この世に存在する5色の名詠式のいずれにも属さない「夜色名詠」を亡き母から受け継ぎ、習得しようと頑張る少年・ネイトと、緋色の髪の赤色名詠を使う少女・クルーエル。
二人のボーイミーツガールなファンタジー。
随所にアクションなども盛り込まれていますが、とにかく作品全体から漂ってくる優しさが最大の特徴です。
イマイチよくわからん、という方はとにかく1巻だけでも読んでみて、その優しさを肌で実感してください。おすすめ!
2007年上半期2chライトノベル板大賞もこの作品が制したようですが、納得の出来です。