名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/03/04 - の記事

ラビオリ・ウエスタン

タイトル:ラビオリ・ウエスタン(小説:ファミ通文庫)
作者  :もりはしびんご:森橋ビンゴ
絵師  :芥川明
デザイン:?
編集  :?

両親が事業に失敗して、二人一緒にある日前触れもなく自殺。
それまでわりと何不自由ない暮らしをしていた女の子は、親の借金を返すためになしくずしにさせられてしまった職業は殺し屋。
かくて少女の殺し屋稼業がはじまるのですが……。
一人称形式で怒濤のように出来事が綴られていくのですが、あっけらかんとしているというのか、殺しに伴う重さがまるでありません。お仕事だから殺しちゃったよ、ッて感じの軽さです。
うーん緊迫感無いなあ、とか思ってたら……ははは、やっぱりそれじゃ終わらなかったよ参ったねこりゃ。

ざざーっと流れていく一人称の文体そのものをセットとして、一読の価値はあります。ただし、ハッピー全開なコメディを期待している人はやめといた方が無難かも。

超妹大戦シスマゲドン2

タイトル:超妹大戦シスマゲドン2(小説:ファミ通文庫)
作者  :ふるはしひでゆき:古橋秀之
絵師  :内藤隆
デザイン:?
編集  :?

いろんな妹が出てきて戦う話。……いや、簡潔に言うとほんとにただそれだけの話なんですって!!
燃え要素もなくはないけど、はっきりいってかなりくだらない話だと断言します。だがくだらなさに意味がある。
これこそ文学小説では間違っても読めないカオスな物語ですええ。
超古代妹とかもはやわけわかりません。というかそれもはや妹関係ないんじゃとかそんなことは疑問に思ったら負けなのです。