名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/03/19 - の記事

本日の名台詞

「ぼくの艦長(マノワス)は決まっているんです。
たぶん、そんなに無能じゃないと思いますよ」
「そりゃ、よかった。ということはおれの艦長も決まっているってことか?」
「ええ。
彼女が約束を忘れていなければ、ですけど」


タイトル:星界の断章 2(小説:ハヤカワ文庫JA)
作者  :もりおかひろゆき:森岡浩之
絵師  :赤井孝美
デザイン:?
編集  :?
キャラ :リン・ジント&ティルース (73 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

言語体系に至るまで徹底的に作り込まれた世界観が魅力でありながら、ボーイミーツガールなストーリーを持ち込んだために作品に入りこみやすいSF・星界の紋章シリーズの短編集です。12篇あるので、主要キャラはほぼすべて何らかのエピソードで登場します。

さて、台詞解説。
すでに本編を読まれている方にはおなじみ、ラフィールとジントはこの短編の過去にある約束をしているのですが、その約束に関わるエピソード。こういうちょっとした話から、いかにジントがラフィールのことを大事に思っているのかが分かろうという物です。実際に結果がどうなったのかは……星界の戦旗参照のこと。改めて読み直すとなんだか感慨深いものがありますよー。

神曲奏界ポリフォニカ トライアングル・ブラック

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ トライアングル・ブラック(小説:GA文庫)
作者  :おおさこじゅんいち:大迫純一
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?

完全にポリフォニカシリーズの中でミステリ担当という位置づけになっているポリ黒。
今回は新キャラが出てきます。どうやら今後のストーリーにも関わってきそうな感じですが……。
マナガはあのなりでもマティアのこととなると、てんで耐性がないのが判明して微笑ましいことですええ本当に。

同一世界観でストーリーが展開していながら、全く違う作風を楽しめるのがシェアードワールドの強みですね。ライトノベルでは、こういった大々的なシェアードワールド展開が今までなかったのですが(ソードワールドは立ち位置が特殊なためあえて除外して考えています)、ポリフォニカシリーズの成功をきっかけにして、今後同様のシステムで追随してくるものが出てくるかもしれないとその辺も楽しみにしています。

ROOM NO.1301しょーとすとーりーず・すりー

タイトル:ROOM NO.1301しょーとすとーりーず・すりー(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

すっかり読むのが遅くなってしまいましたが……相変わらずいい雰囲気なROOMの短編集です。
さて、とりあえずシリーズそのものの紹介をしておくことにしましょう。
よくこのシリーズは「えっちである」ことが引き合いに出されますが、その実体は同じくえろえろで知られる「かのこん」とは、かなり異なります。

神曲奏界ポリフォニカ 3&4話完結編 初回特典版

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ 3&4話完結編 初回特典版(ゲーム:ocelot)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :神奈月昇
デザイン:?
編集  :?

『神曲奏界ポリフォニカ1&2話BOXエディション』の続編かつ完結編。
初回特典は榊一郎氏による書下ろし短編小説やポリフォニカ大辞典などを収録した小冊子を同梱。

神曲奏界ポリフォニカ 特典 特製ブックレット付き

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ 特典 特製ブックレット付き(ゲーム:PROTOTYPE)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :神奈月昇
デザイン:?
編集  :?

アニメ化を機に、PC版を買わねば買わねばとずっと思っていたところ、PS2版が発売されるのを今さら知りました(汗
フルボイス。PC版の『神曲奏界ポリフォニカ 1&2話BOXエディション』と内容は一緒のようですが、この辺はお好み次第?
私はせっかくだから小冊子目当てでこっちを購入してみます(笑)

参考:プロトタイプのポリフォニカ紹介ページ