名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/03/06 - の記事

本日の名台詞

『彼女に笑って欲しいと思った』
そう言ったのは、俺の友達。
ただの上司だった人を、何故異性として意識したのかと俺に訊かれて、彼は淀みなくそう答えた。
『この世の誰よりも、俺はこの人に笑っていて欲しいんだ。そのためだったら、きっとなんでもする』
なるほどなあ、ロルフ。
いまならしみじみと頷ける。
俺も、アデルには笑って欲しい。誰よりも幸せに鮮やかに、笑っていて欲しい。
だけど、時には泣いてもいい。
一人で気持ちを殺さず、泣きたいときには泣いて欲しい……誰よりも、俺の近くで。


タイトル:スイートホームスイート4 世界で一番すてきな遺産(小説:ファミ通文庫)
作者  :ささはらしお:佐々原史緒
絵師  :カヅキレン
デザイン:?
編集  :?
キャラ :一彦 (280 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

詳細は表紙画像クリックで……(まーた時間切れ。朝更新はこういう問題があるなあ……)

アンジェリック・ノワール 1

タイトル:アンジェリック・ノワール 1(小説:スニーカー文庫)
作者  :しいばしゅう:椎葉周
絵師  :芳住和之
デザイン:?
編集  :?

あらすじとか目を通さず読み始めたので、
「いじめ少年を説得して登校させる? うわーなんかやばめな予感が……」とか思いつつ、序盤を読み進めたんですが……
これはおもしろい! なんか予想外の方向に話が進むしテンポもいいです。おすすめ。
あと、1巻の時点でメインキャラクターは1人だけしか女性がいなくて、あとは男ばっかりというのは10代の高校生が主人公の話としては珍しいかも。
あ、敵役にちゃんと女っ気はあるのでご安心ください(笑)

スイートホームスイート4 世界で一番すてきな遺産

タイトル:スイートホームスイート4 世界で一番すてきな遺産(小説:ファミ通文庫)
作者  :ささはらしお:佐々原史緒
絵師  :カヅキレン
デザイン:?
編集  :?

平凡な高校生の一彦。会ったこともない曾祖父が、実はヨーロッパの小国の大領主だとわかり、遺産継承権第二位を指名して他界。
その日からなしくずしに一彦は、レーゲンシュヴァンツの城で苦労の多い生活を余儀なくされるが、その上お城には「人ではないもの」が当たり前のようにいっぱいいたりして……。
という、コミカル系日常ファンタジー完結編。きれいにまとまりました。
うーん、いつもながらお見事! 笑いやしんみり考えさせる部分が絶妙なバランスで成り立ってます。