名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/03/23 - の記事

本日の名台詞

「うまいか? よかったな。生きているというのは、ただそれだけで素晴らしいことなのだぞ。だからおまえも、そんな元気のない顔をするな」
「見てみろ綺麗だろう? ここから見える景色は、わたしのお気に入りなのだ。知ってたか? お金がなくても、綺麗な景色はいくらでもただで見られるのだぞ」
「パンもわたしは二日か三日に一度しか食べられないが、お腹が空いている分、同じ一口でも人よりも美味しく食べられる。いまのおまえだってそうだろう? だからわたしたちは、得をしているのだ」


タイトル:000のエレナ(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :くさかひろふみ:日下弘文
絵師  :克優希
デザイン:?
編集  :?
キャラ :エレナ (76 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

とにかくひたすらヒロインが素直で健気で、思わず側にいたら頭をなでてやりたくなるような、そんなファンタジーです。

さてさて台詞解説です。
自分自身もろくに食べられず、やっとのことで手に入れた食糧なのですが、腹をすかせた子猫にあっさり譲ってしまい、子猫相手に語っている場面。まったくの飾り気のない本心からの言葉なのが泣かせます。
まぶしい、まぶしすぎるっ!

銀月のソルトレージュ 2

タイトル:銀月のソルトレージュ 2(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かれのあきら:枯野瑛
絵師  :得能正太郎
デザイン:?
編集  :?

力のある魔法書にそれ自身の意思が宿り、焼き捨てられることを拒否して人に憑依、かくて憑依された人物は不死者となって強大な魔法を行使する……大枠の設定はこんな感じで、その大事に主人公がいつしか巻き込まれていくファンタジーです。
今月いくつか富士見ファンタジアから出ているファンタジーを読んだわけですが……
個人的にはこのシリーズ(といっても2巻ですが)、一番おもしろいですね。物語も意外性があるし、ただ意外性だけというわけでもない。
主人公のリュカはかなり大変なことになってますが……
これ、いったいどうなっちゃうんでしょうね(汗
これ以上のサプライズはもうないはず、と思いつつまだなんかいろいろ騙されているような気がするあたり、それだけ作品に惹きつける力があります。

フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ

タイトル:フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :がとうしょうじ:賀東招二
絵師  :四季童子
デザイン:?
編集  :?

もはや説明不要なロボットアクション。
ミスリルの傭兵で、育った環境のせいもありひたすら無骨で気がきかないけれど腕は確かな少年・相良宗介と、宗介の護衛相手で勝気な少女・千鳥かなめのボーイミーツがールな物語。
さすがにこの巻で既刊は19巻を数えるので、今から新たにシリーズに手を出すのは厳しいかも知れませんが、それだけの価値があるシリーズなのは保証します。この人気は伊達じゃないのです。

日曜日のアイスクリームが溶けるまで

タイトル:日曜日のアイスクリームが溶けるまで(小説)
作者  :しみずまりこ:清水マリコ
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

清水マリコ初の文芸進出作品。作者のファンはけっこう多いはずなので、チェックをお忘れ無く。