名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/03/09 - の記事

本日の名台詞

「恋というのは恐ろしいな、ロボ娘をしてここまで変えるのか」


タイトル:超鋼女セーラ(2)(小説:HJ文庫)
作者  :てらだとものり:寺田とものり
絵師  :あいん:Ein
デザイン:?
編集  :?
キャラ :城山 (111 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ロボ娘は恋すると無敵になっちゃうの……という話ですたぶん。そんなに大枠では間違ってないと思うですよ?

さてさて説明の必要もなさそうですが、台詞解説。
わりと謹言実直な性格の生徒会長だったセーラが、彼と付き合いだしてからと言うもの言動がもう甘い甘い甘過ぎ。本人に自覚がないだけに、周りは当てられまくって感慨すらおぼえると次第です。そりゃ、彼ができたことがきっかけで夢まで見るようになったのは、恋の力恐るべしという他はないですね

超鋼女セーラ(2)

タイトル:超鋼女セーラ(2)(小説:HJ文庫)
作者  :てらだとものり:寺田とものり
絵師  :あいん:Ein
デザイン:?
編集  :?

ロボット少女が恋する女の子になる話。
1巻と違って、アクション成分が多めで撃甘ラブラブなところは減ってしまったなあ……などと思いつつ読んでいたんですが甘かった。
最後の最後で、脳天逆落としでロイヤルスイートな撃甘ッぷり炸裂。ラブコメスキーはこのシリーズ必見です。
あーあと、人間くさいロボット少女に惹かれる人にもぜひ。

プリンセスはお年頃(3)

タイトル:プリンセスはお年頃(3)(小説:HJ文庫)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :みやまわか:深山和香
デザイン:?
編集  :?

実は淫魔サキュバスなお姫様が、教会からつけ狙われ、そして反撃。ファンタジーなロードノベルです。
同作者の某売れ筋作品の元となった作品をリライトすることで日の目を見た作品。
この巻にて完結。……サキュバスの秘密がまさかあんなことだったなんてっ! ちと意表つかれましたええ。

多重心世界シンフォニックハーツ 下

タイトル:多重心世界シンフォニックハーツ 下(小説:スニーカー文庫)
作者  :ながもりゆうや:永森裕哉
絵師  :曽我部修司×高山瑞季(シトロネット)
デザイン:?
編集  :?

複数人格者であることが普通、むしろ持っている人格の多い少ないで人の価値が決まるような世界。その世界で虐げられている人格を一つしか持たない、あるいは自由に人格を変更できない異常体質の人々がそんな世界を変えるために立ち上がる、レジスタンス活動を描写していくSF。

読み終えた感想としては、設定はなかなかおもしろかったんですが、物語の構造上どうあっても人を選ぶ作品なのは避けられないのでご注意を。
同じ肉体を三人格で共有し、さらに名前も性格も全く違う……ということは単純計算で、登場人物数が通常の2~3倍にはねあがります。ぶっちゃけ名前を覚えるだけで一苦労でした。