名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

マイフェアSISTER シワス、ゴハンの時間じゃぞ? (ファミ通文庫 た 6-1-2)

タイトル:マイフェアSISTER シワス、ゴハンの時間じゃぞ? (ファミ通文庫 た 6-1-2)(小説:ファミ通文庫)
作者  :たけおかはづき:竹岡葉月
絵師  :きゆづきさとこ
デザイン:?
編集  :?

元天才子役で、今はわけあって芸能界から遠く距離を置いてできるだけ目立たないように毎日を過ごしている少年・江戸川師走。
そんなひっそりした日常を過ごすアキトの懐にある日突然入り込んできた、異世界のお姫様アネモネ。
最初はこの異分子を迷惑としか考えていなかった師走が、アネモネに振り回されて過ごすうちに、徐々に凍りついていた内面に変化を起こしはじめる……。
騒々しい賑やかさを持ちながら、読み終わった後には爽やかに笑って元気の出てくる物語です。

ちょこっとファンタジーな要素も入っているけど、基本的には早熟さが悪い面にも発揮されて失敗した少年が再び立ち上がる、青春ストーリーですね。
もちろん師走とアネモネのボーイミーツガールな話でもあります。
2巻できっちり完結しているので、気軽に手を出してもらえるということもあり、おすすめします。
疾走感のある文体(というか雰囲気かな?)なので、全2巻ばーっと一気に読んじゃいましょう。


この作品の名台詞

「……なつかしいわ碓氷峠。日光いろは坂。首都高のカーブも青春の一ページ……」
「え? マジ?」
「まあもちろんウソだけど。
見ていてシショー。私はこれから世界で一番自由な水前寺清子(チーター)。東京サバンナを駆ける走り屋になるのことよ。
幸せは歩いてこない! だから歩いていくんだよ! 滅びよ道路交通法! 目標赤羽! 激走、三百六十五歩のマーチ!」

→解説


「兄貴の妹はあたしだけなんだからね。どこいこうがなにしようが、独占していいのはあたしだけなんだからね。文句いったりたたいたり蹴ったりキスしていいのはあたしだけなんだからね。そこんとこわかってんの?」

→解説


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