名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

百億の魔女語り3 なんでこんなに不思議な妹ばかりなの?

タイトル:百億の魔女語り3 なんでこんなに不思議な妹ばかりなの?(小説:ファミ通文庫)
作者  :たけおかはづき:竹岡葉月
絵師  :中山みゆき
デザイン:?
編集  :?

男なのに、とある事情から魔女に弟子入りすることになった少年のバトルアクション。
序盤からは思いもよらなかった方向にストーリーが転がっていて、特に3巻では非常に気になる終わり方をしていた、まさにその謎の解決に向けて話が進み……なおいっそう混迷を極めて行きます。でもさすがのおもしろさだよ!
サブタイは軽いけど、中身はぎっしり。

エーマかわいいよエーマ。
そしてフォリーナ王女はかっこいい。

ずっと昏睡状態だったはずの妹が病院から姿を消していた!
誘拐なのか、それともありえないはずの覚醒をして自分で姿を消したのか?
ただの騎士候補生にも関わらず、国内最高の勲章を授与され、王女を助けた英雄として偶像視されることに強い違和感を抱く彼は、妹をどうするかで重大な決断を迫られることになる……。

いいですねー、実力と周囲からの受け取られ方のギャップの大きさに苦しむ少年。うん、これぞ若さだ。そして物語は魔女の謎という根幹に話が及んで一気にきなくさくなってきました。
正直敵には腹が立つけど、こういう憎たらしい上に強い敵あってこそ物語は輝くというものですね。しかし、ほんとに憎たらしいな!


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