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うちの会長は荒ぶる虎猫に似ている。3 (HJ文庫 そ 1-2-3)

タイトル:うちの会長は荒ぶる虎猫に似ている。3 (HJ文庫 そ 1-2-3)(小説:HJ文庫)
作者  :そらのかずき:空埜一樹
絵師  :ろんど
デザイン:?
編集  :?

自他ともに認める天才少年が巨大学園で、全体としての利益を常に優先して利益を振りかざし、弱きを切り捨てる生徒会に対抗する裏生徒会の一員となって、対決していくという学園ストーリー。

頭で行動する天才タイプが、体で行動して信頼を勝ち取るカリスマ少女の裏生徒会長にだけは日々振り回され……てもいないですね。どっちかというと、すぐ無茶を言う子供を甘やかしつつも見守ってる、そんな感じ……に見えて意外と会長を頼りにしてるのがポイント。
会長、荒ぶる虎猫というより、人がゲームしてるところにすぐ膝の上に乗ってくる猫っぽい? なんかわがまま言ってても微笑ましいんですよねー。

さて、今回はツンデレ担当・タケトの幼なじみの朱音にスポットが。

朱音は生徒会執行部なのでもろに立場が対立するわけですが、別にタケトは朱音に対して悪い感情を持ってないし、朱音のほうはタケトが好きだけど素直になれない。でもタケト本人以外には丸わかり、という絵に描いたようなツンデレぶりを披露してます。
うーん、幼なじみの絆は強いですね。

今回はストーリー的に本当に困っている依頼人が存在しないのでやや話としては小粒だったかな。まあその代わりにタケトと会長について細かい部分がわかったのはよかったですね。

そういや蛇足だけど、佳奈はタケト争奪戦からは降りてるのかな? 現状三人か……


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