名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

輪環の魔導師―闇語りのアルカイン

タイトル:輪環の魔導師―闇語りのアルカイン(小説:電撃文庫)
作者  :わたせそういちろう:渡瀬草一郎
絵師  :みどりふう:碧風羽
デザイン:?
編集  :?

「空ノ鐘の響く惑星で」の作者さんの新シリーズ。
さすがといいますか、1巻目にして安定したおもしろさとしっかりした世界観が確立されているファンタジーです。おすすめ。
今回の幼馴染みは一味違うかもですよ?

直接魔法を使うことはできないけれど、魔導具を作り、そして魔導具を使うことで魔法を利用することが当たり前の世界。
そんな世界で、ただ一人魔導具を使おうとするとすべて道具が壊れてしまうため、自分自身では魔法の恩恵を受けることが出来ない薬師見習いの少年が主役のファンタジーです。
貴族だという幼馴染みの少女が「当然ながら」出てきます(笑)
あと主役を食う勢いなのが、黒猫!!
訳ありな猫で、しゃべるし、道具も使いこなす知性派。この存在感はすごいですね。

余録。
今回の幼馴染みは未確定ですが、ヤンデレを秘めている可能性が……まだわかりませんが、その辺も含めてわくわくしながら見守りたいと思います。

そして気がつけばやっぱりろくな説明になっていない……すいませんねえ本当に(汗


この作品の名台詞

「――さあ、選択の時間だ。君たちの前には、三つの道がある」
「……まず一つ目の道。最後まで抵抗して、このまま僕に殺されるか――」
「それから二つ目の道。ここから逃げ出した上で、追いつかれて僕に殺されるか――」
「そして、三つ目の道――素直に罪を認めて悔やみ、セロ達に謝った上で――僕に殺されるか、だ。好きな道を選ぶといいよ」

→解説


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from monumenta librorum on 日曜, 2007/11/25 - 00:11

ファンタジー。細かい設定は、かなり、凝っているが、全体としては、オーソドックスなファンタジーのようだ。設定には、多少仕掛けがあって、どうも、『パラサイトムーン』と微妙...