名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

放課後の魔術師 4 ワンサイド・サマーゲーム

タイトル:放課後の魔術師 4 ワンサイド・サマーゲーム(小説:スニーカー文庫)
作者  :つちやつかさ:土屋つかさ
絵師  :ふゆの春秋
デザイン:?
編集  :?

はい、今回はシリアスで小難しい話は抜き!
秋津先生を攻略せんと、遥や理事長、さらには新キャラがあの手この手で迫ります。……難攻不落ですけどね?

以下のような売り文句あり。
・精神的にもしっかりした女の子が主人公
・先生が好きで積極的に行動に出るけど、媚びてはいない
・頭の回転も欲、魔術の腕もあって気配りも出来るけど、でも女心を理解する機微は全然なしの、線の細いメガネ男子。ヒロイン的な位置づけ(笑)
・アンドロイドいます。
・魔術にもしっかりした法則あり/知恵は重要!

そんなわけで、女性の方にぜひおすすめしたいシリーズなのです。きっと気に入ってもらえるんじゃないかと。女性サービスな要素もさりげにありますしね!

記憶力が抜群に良いこと以外はごく普通の女子高生・播機遥は、17歳の少年・秋津安芸と出会う。実はその秋津はクラス担任だった! さらに彼がやってきたのと時を同じくして二人の周囲で奇妙な事件が次々起こる。実はその怪異の正体こそ、論理魔術と呼ばれるもの。かくして遥は魔術の道に足を踏み入れることになり……まあそんな感じの現代を舞台にした学園魔法アクションです。論理魔術などと称されるくらいなので魔法がかなり理論立てて、既存の物理法則を考慮して組み立てられているのが特徴かな?

複数視点で語られるのも特徴で、お互いが何を考えて行動しているかという感情の機微の表現や、謎だった出来事がだんだん一点に収束していく様がお見事。

あとは、作中でいろんなボードゲームやカードゲームをおもしろそうにプレイしているので気になってしょうがないんですよね。私もこれがきっかけになってボドゲ部デビューしたくらいなんで(笑) オフラインゲームもいいものですよ!


シリーズ一覧


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/3897
from わたしは趣味を生きる。[ラノベ・音楽中心] on 日曜, 2009/09/06 - 10:06

現代に生きる魔術師たちの物語。一流の魔術師である秋津安芸(17歳教師)ととてつも