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それがるうるの支配魔術 Game2:リメンバランス・パズル

タイトル:それがるうるの支配魔術 Game2:リメンバランス・パズル(小説:スニーカー文庫)
作者  :つちやつかさ:土屋つかさ
絵師  :さくらねこ
デザイン:?
編集  :?

さてと、このシリーズをなかなか的確に表す紹介が思いつかないわけですが……
ミステリ風味の魔術もの、といったところでしょうか。

・魔術はあるが、ドンパチやらかすアクションではない
・魔術は、世界の<理>を一時的に書き換える
・主人公だけが唯一、言葉によって魔術を破ることができる

こんな特徴があり、作中のキャラは魔術によって認識を惑わされ、それをどうにかして主人公が解いていく、そんな筋書きになってます。読者には最初から「どう見ても図書館だろ!」とわかりきったところで、誰一人疑問も持たずアイス販売の列に並んでいたり、といった描写の仕方がおもしろいですね。
さて、それはそれとして……

御剣言乃、なんという訓練されたツンデレ!

ていうか言乃さん、いくら着替える場所がないとはいえちょっと大胆過ぎやしませんかね。それにしても理操魔術はやばい。使いようによっては誰とでも好きに付き合ったりできるということでは? うらやま……いや、けしからん。本当にけしからん。あと挿絵、ある意味最強の選択ではありますが、純情可憐な読者を弄んだ罪は重いです。うん、なにいってんだかだんだんわかんなくなってきたね。

うーん、それにしてもるうるのおにいさんとやらは結局生きてるんですかね?
思わせぶりな部分はありますが……。


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