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クロス×レガリア 嵐の王、来たる

タイトル:クロス×レガリア 嵐の王、来たる(小説:スニーカー文庫)
作者  :さんだまこと:三田誠
絵師  :ゆーげん
デザイン:?
編集  :?

人の氣を吸う<鬼仙>の少女ナタ。対鬼仙用の最終兵器であるために周りに振り回されるままの生を送っていたその少女は、わずか1000円でボディガードを引き受けているという奇特な少年馳郎によって救われ、以降彼と行動を共にする。
現代を舞台にしたボーイミーツガールなバトルファンタジーとして良質でおすすめです。

ひとつひとつの設定などはそこまで突飛なものがあるわけではないですが、かゆいところにてがとどくかんじ。もちろんヒロインのナタが実にかわいいのは言うまでもないこと。

さて。
1巻でずっと忌避し続けてきた白翁の後継者となることを決意した馳郎だが、白鳳六家との顔合わせの席で、いきなり第四家・空の次代当主の北斗からの襲撃を受ける。なにを目的としての襲撃かも分からぬまま、馳郎とナタは、リコを護るために手を打つことを迫られる……。

バトルや設定周りについては、わざわざ考証担当が噛んでいるくらいなので何の不安もありません。安定しておもしろいです。
そして馳郎とナタの関係が、いやーもう初々しくてねえ! 近くにいたら小学生のごとくニヤニヤしつつ囃し立てたいくらいですね。ラストでさりげなく爆弾も投下されたし、まだまだシリーズの勢いは止まらなさそうです。


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from 愛があるから辛口批評! on 月曜, 2012/11/19 - 01:50

「なんと気持ちのいいボーイミーツガールな話。馳郎のカッコよさにきゅんきゅうんきますな。しかし、TRPGものは、それよりもカエアンに突っ込みをいれたくなるのでは?(笑)...