名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/12/01 - の記事

本日の名台詞

もっと悲しくなると思ったのに…
何も感じない


タイトル:GUNSLINGER GIRL 9(小説:電撃コミックス)
作者  :あいだゆう:相田裕
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :トリエラ (160 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

義体となり、大幅に強化され傷ついても交換可能な肉体と、制御された感情を持って戦う少女達の物語。
読めば読むほど、ストーリーが進むほど切なくなります。

それでは台詞解説。
本来なら大泣きするようなショックな出来事の直後でも、厳重に管理された感情を持つ義体では、あまり心を乱されることがない。
その事実に対して哀しみを感じているトリエラ。

GUNSLINGER GIRL 9

タイトル:GUNSLINGER GIRL 9(小説:電撃コミックス)
作者  :あいだゆう:相田裕
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

様々な事情から、本来の身体のほとんどを強化され、脳にも「条件付け」による処置を施された義体として戦う少女達を描きます……
の、ですが。
微笑ましい日常とかもあるにはあるけれど、最初から悲劇という結末しか持たない物語。
身体のほとんどの部分は負傷しても交換がきき、まだ彼女たちを管理する公社の監督官からの命令には絶対服従する「条件付け」の副作用、限られた寿命etcetc……最初から愛情は歪んでいるとわかっているだけにひとつひとつのエピソードがよけい切ないです。
それと、武器についてはかなり拘ってます。

バトルフィールドは空騒ぎ!2 -人形遣い-

タイトル:バトルフィールドは空騒ぎ!2 -人形遣い-(小説:ファミ通文庫)
作者  :あさぬまこうた:浅沼広太
絵師  :むらたたいち
デザイン:?
編集  :?

FPS、多人数参加のオンラインシューティングゲームをそのまま小説にした感覚のアクション小説。
よくあるオンラインを題材にしたタイプの小説とは少々味漬けが異なり、オフラインにおける描写は一切なく、「中の人などいない」ものとしてキャラの視点だけでストーリーが進んでいくのが特徴です。
せいぜい戦闘不能か死亡かで扱いに差があるとか、回線落ちがあるとか、それくらいの違いかな?
協力プレイしていく楽しさがうまく再現されていると思います。
この手のゲームをやる人ならまず間違いなく楽しめます。