名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/12/12 - の記事

本日の名台詞

「踏み出したい一歩があるんだろ!? あるから迷うんだろ!? そんなもんがねえ奴は、そもそも行こうかどうしようかなんて迷わねえよ! 行きたい方向が、その先が見えてるからビビるんだ! それはてめえが一番わかってんだろうが! とっくに、てめえの腹は決まってるんだよ! とにかく下ろしゃいいんだ! それ以外に、なにがあるんだよ!!」
――行け!
行け! 行け! 行け! 進め、行け、走れ!
北村祐作の道を、とっとと、行け!
こんなところで立ち止まるな!
行け!


タイトル: とらドラ! 6(小説:電撃文庫)
作者  :たけみやゆゆこ:竹宮ゆゆこ
絵師  :ヤス
デザイン:?
編集  :?
キャラ :狩野すみれ (249 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

買うべし読むべし。いいからいいから。

それでは台詞解説。
迷ってる人間の背中を押しまくりです。

とらドラ! 6

タイトル: とらドラ! 6(小説:電撃文庫)
作者  :たけみやゆゆこ:竹宮ゆゆこ
絵師  :ヤス
デザイン:?
編集  :?

いいから読め。

青春小説と一口に言ってもいろいろなタイプがあるので単純比較はできませんが、暴走型の青春小説としてはここ数年……いや、私が今まで読んだ中でベストワンの称号を贈ります。
なりは小さいけど、学園一怖れられる凶暴女「手乗りタイガー」こと逢坂大河と、中身はかなり生真面目でまっすぐなのに凶悪すぎる目つきでやっぱり怖れられている高須竜児を中心とした青春小説。あえてラブコメとは言いません。
シリーズ未読の方は、「6+1巻もある」とか「表紙がちょっと……」などとよけいなことは言わずに、即入手して読破してください。おお、ちょうどいい具合に正月も控えてますし、一気読みにはいい機会ですよ?
無茶な行動に走りがちな青春時代の強烈パワー、どんなに無敵に見えても中身は繊細で実はボロボロ、完璧超人などいない、恋愛が絡むと人間強くも弱くもなる事、そしてそれらすべての要素をおそるべき疾走感のある描写が支えています。

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 3

タイトル:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 3(小説:電撃文庫)
作者  :いるまひとま:入間人間
絵師  :左
デザイン:?
編集  :?

ヤンデレが一人、ヤンデレが二人、ヤンデレが……たくさん!
3巻に至っては、とうとうヤンデレで埋め尽くされてしまい、まともなのは恋日先生くらいになってしまいました。
主役である嘘つきなみーくんと、その彼女?である完全に壊れてしまっているまーちゃんのどうしようもない日々を描いた物語。
鬱やヤンデレの出てくる話に目がない人には文句なしにおすすめしますが、逆にまっとうな物語を読みたい人は悪い事は言いません。やめときましょう。
というかきっと途中で放り出す事になりますが……

空の境界 中

タイトル: 空の境界 中(小説:講談社文庫)
作者  :なすきのこ:奈須きのこ
絵師  :武内崇
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)