名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/12/13 - の記事

断章のグリム 6 赤ずきん 下

タイトル: 断章のグリム 6 赤ずきん 下(小説:電撃文庫)
作者  :こうだがくと:甲田学人
絵師  :三日月かける
デザイン:?
編集  :?

神の悪夢の欠片<泡禍>をその身に受ける事で、人ならぬ能力を手にし、多くの者はその<泡禍>によって人であることをやめてしまう。そんな人外を狩る組織「断章騎士団」の戦いを描く……などと書くと「ああ伝奇アクションね」と思うでしょう。まあ無理もないです。
しかし、本質的にはホラーであり、特に電撃文庫においては他の作品とは明らかに一線を画してます。
肉体的な苦痛を想像するのもはばかられる描写の数々、闇から迫り来る危機……そういった緊張感を味わいたい方にはぜひ。
毎回、何らかの童話との関連性を持って話が進んでいくのも興味深いです。

獅子の玉座〈レギウス〉

タイトル: 獅子の玉座〈レギウス〉(小説:電撃文庫)
作者  :まさとまき:マサト真希
絵師  :ふたばじゅん:双羽純
デザイン:?
編集  :?

亡国の誇り高き聖王女と、海賊王に育てられた出自不明の傭兵がメインの、創世神話にも関わるファンタジー。
気高き王女が、最底辺の現実を実際にその身で体験し、自分の無力に挫折感を何度も味わいながらも、その誇りは棄てない……あたりが見どころかな?
続くかもしれませんが、一応物語としては1冊できっちりまとまってます。
なにげに1巻からスケールはでかいようですが、ここはあえて王女と傭兵の出会いの物語として読むのがいいかも。

2007年12月 の新刊情報 GA文庫

おと×まほ3 白瀬修
シャムロック 「混戦のアラベスク ですぅ~」 沢上水也
ゾアハンター2 大迫純一
ふりふろ♪2 土田奥郎 原作:高崎とおる