名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

タロットの御主人様。

タイトル:タロットの御主人様。(小説:電撃文庫)
作者  :ななえひろたか:七飯宏隆
絵師  :YUKIRIN
デザイン:?
編集  :?

なんか清々しいくらいに割り切った設定が気に入ったので(笑)おすすめ。

陰陽道の占家・四阿(あずまや)家の跡継ぎで、東洋のカサンドラと言われる偉大な祖母を持つも、自身は落ちこぼれで半端な能力しか持たない少年・秋人。幼馴染みで分家筋の結夏にもいつもバカにされている。そんな彼に突如舞い込む大きな依頼とは……
強力な効果を持ち、現実に浸食する能力のあるタロットカードの設定もなかなかにおもしろかったのですが、それよりもなによりも……
「タロットカード」の支配も、効果発動にも鍵となるのはキスという設定(笑)が実はこの作品の肝だと思います。ていうか明らかに狙ってやってるね!

こういう設定があるので、当然ながら半ばラブコメと化していて、さらにはコミカル調が強め。
幼馴染みの少女・結夏はかなり強度のツンデレだし、内気少女と見せかけてここぞの行動力は意外とある少女・香澄。
そしてまあキスがどうとか説明した時点でもはや展開は想像つきますよね? そういうことですええ。
2巻も現時点では未定ということで、明らかに物語は途中で終わってますが、こうなったら行き着くところまで行っちゃってください。うん気に入った。


この作品の名台詞

「キ……じゃない封印って、どうしても唇じゃなきゃいけないのかな? 刻印の方で試してみるってのは……ダメ?」
「意気地なしめ」「意気地なしです」「……意気地なしっ」

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from monumenta librorum on 日曜, 2007/05/13 - 22:10

一種の占い師の少年が主人公の話。変わったタロットカードを巡る話だが、割と、ありがちな感じである。カードが憑依してしまった少女と契約するという設定なので、当然、ハーレム...

from 愛があるから辛口批評! on 木曜, 2007/04/12 - 00:32

タロットの御主人様。 作者: 七飯宏隆 出版社/メーカー: メディアワークス 発売日: 2007/04 メディア: 文庫 「なんかネギ○っぽいけど、安定した面白さがありますねえ」 と思った新作です...

from いつも感想中 on 水曜, 2007/04/11 - 10:12

タロットの御主人様。 ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・な行 ショップ: 楽天ブックス 価格: 577円 あら?またアマゾンで見つからないね?...