名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

とらドラ 10

タイトル:とらドラ 10(小説:電撃文庫)
作者  :たけみやゆゆこ:竹宮ゆゆこ
絵師  :ヤス
デザイン:?
編集  :?

学園ラブコメの「とらドラ!」もついに完結。

アニメの進行速度が異様に速いな?と思っていたら、なんと原作と同時期に完結という予想外の展開になったというレアなシリーズになりました。
気持ちよく終わりましたね! ほんとに最後の最後まで賑やかな青春模様でした。

以下は、この巻……というよりはシリーズ全体に対する感想です。
終わってみれば、いったい誰が一番お気に入りだったかというと……自分でも意外なんですがあーみんですええ。
最初登場してきたときは、典型的な憎まれっ子世にはばかる状態だったのに、竜児に対する態度はともかく、だんだん大河たちとも腐れ縁になっていき、最終的にはさんざん文句を言いながらも下手すると一番、二人の仲をなんとかしようと協力してくれる情の深さ。
うーん、あーみんなんていい子なんだぁぁぁぁ……

みのりんとかももちろん好きですが、あーみんに比べたら霞むね!
みのりんや、あーみんたちの恋心がどの辺に着地したのかはかなり気になるところだけど、二人ともあんなにいい奴なので、きっとまた新しい恋を見つけることでしょう。

というわけで、主人公二人をそっちのけに語ってしまいましたが、もちろんギリギリまでドジな大河や、高須家の家族愛など見どころは満載でした! うむ、堪能させていただきました。
本編は終わりとのことですが、短編はまだ出るようでもうしばらくは楽しませてもらえそうです。


この作品の名台詞

「なんてかわいそうな亜美ちゃん……どこまでピュアでお人好しなんだろ……」

→解説


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