名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

とらドラ 9

タイトル:とらドラ 9(小説:電撃文庫)
作者  :たけみやゆゆこ:竹宮ゆゆこ
絵師  :ヤス
デザイン:?
編集  :?

えええええええええええ。
おおおおおおおおおおお!
ぎゃああああああああ……orz と、言う感じでした>わかるか!

まだ前巻などぬるいものでしたよ!
青春ラブコメ、今巻は怒濤の展開すぎて、魂がヤバいです。

このところの展開でも十二分に凄みは感じてましたが……自分の進む方向が見えず、かといって立ち止まることも出来ず、焦燥感ばかりが募っていく。
竜児だけでなく、周りの大河も、亜美も、同様の「どうにもならない」感を抱えていて、何をやっても悪いほうに転がっていく、そういう青春時代の空回りが見事に描き出されています。
何を言っても、危険なネタバレになるのであえて詳しくは触れませんが、読んでて寒気すら憶えました。
そのうえとんでもないところでの引き。
いやもう、ほんとの話最終的な落としどころどころか、次の巻の展開さえ読めません。すごいの一言に尽きます。


この作品の名台詞

「……俺がおまえを羨ましいと思うのは、前向きだからだ。ちゃんと前進してるからだ。どうすれば、そんなふうに前向きになれる?」
「『決める』ことだよ」
「自分で進む方向を決めること。それが定まらなかったら、そもそもどっちが前なのかもわからないじゃん。高須くんは、どこに向かってるの? 行きたいところはある? それがなけりゃ前進できないぜ」

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