名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

とある飛空士への恋歌 5

タイトル:とある飛空士への恋歌 5(小説:ガガガ文庫)
作者  :いぬむらころく:犬村小六
絵師  :森沢晴行
デザイン:?
編集  :?

ほんと、「絵になる」物語ですよね……
「あの」シーンは特に脳裏に浮かんできます。

空賊によって絶望かと思われたイスラの旅路。
クレアによって活路は開けたが……。感動のボーイミーツガール完結編!
で、非常に良質なストーリーでしたのでおすすめです、と未読者にアピールしてから以降はネタバレありの感想モードに入りますのでご注意を。

はいでは。

リミッター解除。

もちろん、カルエルとクレアの恋物語が一番の軸なのは間違いないんですが、5巻に関しては空の果ての描写がものすごくよかったですね。イメージが脳裏に浮かんでくるようです。虹色に輝いて粒子となって消えていく島。なんという荘厳な光景。
アリエルについては、最初からかなわぬ恋であることはわかっていたわけですが、実際そうなってみると切ない恋でしたね……。涙腺がやばい感じに。それと追憶組がどうなったのかも明かされましたね。まあ間違いなく「あの人」でしょうから、実際会うことはお互いにできないまま飛空機で想いを伝え、無事を知らせるだけの、薄くしかしこれ以上ない固い絆の関係……せ、せつない!

最終的な着地は示されていませんが、まず間違いなく幸福なラストが待っていたと思います。二人とも幸せにね!


この作品の名台詞

――歌えない恋の歌もある。

→解説


シリーズ一覧


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/5123