名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

レヴィアタンの恋人 3

タイトル:レヴィアタンの恋人 3(小説:ガガガ文庫)
作者  :いぬむらころく:犬村小六
絵師  :赤星健次
デザイン:?
編集  :?

何か機会がある度に、延々とガガガ文庫でイチオシするなら「人類は衰退しました」と、この「レヴィアタンの恋人」シリーズだとずっと言い続けてます。
戦闘描写が割と容赦なくバイオレンスな部分があって、そこで好みが分かれるかもしれませんが、2,3巻と多少ソフトになってとっつきやすくなった印象もありますし、やっぱりおすすめ。
詳細については1巻の紹介文参照のこと。
文明の荒廃した日本で、領土を求めて争い、遺伝子改変を受けた能力者が戦いを決する……そんな世界のボーイミーツガールです。>ここ重要

いや、ネタバレするから細かい設定までは書けないんですが、スペックだけ見てるととうてい想像できないけど、いざ本編を読んでみるとまさにボーイミーツガールとしかいいようがないんですよね。
久坂ユーキとポチのお互い不器用過ぎる好意のやりとりは必見です。
確かに強い存在なんだけど、無敵と言うほどではなくて欠点も多く、さらにはちゃんと連戦による疲弊の様子を描けているのもポイント高し。
日常シーンのなんとも間の抜けた会話も独特の味があります。
ちなみに3巻ではアクション中心。能力者が大兵力を相手に縦横無尽に立ち回ったり、その劣勢を巧みな戦術でカバーしようとしたり燃えます。もちろんユーキはガチですが、謎が多すぎる忍者の静さんにも注目。ジャージ姿が素敵(笑)

思わずいろいろ書いてしまいました。いやー今回も楽しかった。


この作品の名台詞

「お前達は戦士だ。戦士は容赦しない。戦士は前しか見ない。敵をなぎ倒し、踏みにじり、斬り伏せろ。死を畏れるな。魂を燃やし尽くせ。あいつらを全員ぶっ殺すしか、おれたちが生き残る道はない」

→解説


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