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彼女は戦争妖精 小詩篇1

タイトル:彼女は戦争妖精 小詩篇1(小説:ファミ通文庫)
作者  :うれしのあきひこ:嬉野秋彦
絵師  :フルーツパンチ
デザイン:?
編集  :?

戦争妖精(ウォーライク)と呼ばれる、見た目は可憐な少女、しかし不老・人外の存在にして、人と契約を結び超常の力を授ける代わりに、妖精同士の戦いに巻き込むもの達。

そんな戦争妖精と運命の出会いをしてしまった少年が、否応なく戦いに身を置くことになる現代学園伝奇です。
劣等感や不実な行い、自分が理不尽に虐げられているという負の感情、そういった描写にかなり力を入れていて、あまり後味のよくない戦いも多いのですが逆にそれがいい!

そんなマイナス描写ばっかりだと辛気くさいだけじゃん、という貴方、ご安心を。
クリスタベルをはじめとするロリ……もとい、可憐な少女たちの裏のない一挙一動に癒されます。

最初はてっきり外伝だと思ってたんですが、これ時間軸が戻ってはいるものの描写されている出来事はいずれもかなり重要なエピソードですね。本編の一エピソードとして読んだ方がよさそうです。

相変わらず、マイナス感情の描写が鬼気迫るものがありますねえ……女のどろどろ感情怖い……。
それだけに、クリス達の底なし胃袋描写にはほっとさせられます。まあ、あまりにも食うので見てるだけで胸焼け起こしそうですがっていうか、1ヶ月のエンゲル係数どれくらいなんだろう?

伊織の周りもちょっとはまっとうに恋


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