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黒鋼の魔紋修復士1

タイトル:黒鋼の魔紋修復士1(小説:ファミ通文庫)
作者  :うれしのあきひこ:嬉野秋彦
絵師  :ミユキルリア
デザイン:?
編集  :?

嬉野秋彦新シリーズ、掴みは上々、おもしろかった!
ファンタジーアクションです。

なによりもキャラの配置がいいですね。
・腕はいいが口が非常に悪く愛想もない少年が主人公
・神巫として魔法の実力は高いが、世間知らずのお嬢様
・主人公を弟同然にかわいがる上品な青年
・謎の全身甲冑娘(顔を誰も見たことがない)

こうやって羅列するだけでもなかなか興味をそそられますが、実際の物語では気が強く世間知らずのヒロインが主人公にぐうの音も出ないくらいやり込められ二人の相性は最悪、でも護衛としての任務はこれ以上ないほどきっちりこなす。
実にいいコンビです。相性最悪だけど。

苦労の甲斐あって、『神聖同盟』に12人しかいないという神巫の一人に選ばれた少女・ヴァレリア。しかし、彼女の全身に刻まれた"魔紋"の調整を護衛も込みで引き受けることになった紋章官ディミタールは、まさかの男! しかもヴァレリアに何の敬意も払わず、言いたいことをいう口の悪い少年で、ヴァレリアとの相性は相悪。
そんな二人に初任務が下されるのだが……。

ツンな主人公に毎度やりこめられ、キーッとなるけど反撃できずに荒れ狂うヴァレリアさんかわいいっすねー。
すでにこの時点で勝った同然なのですが、さらに弟同然のディミタールを甘やかすルキウスの存在がとどめを刺しにきました。魔紋という設定も含め、今後の展開が楽しみなシリーズです。


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