名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

断章のグリム 12

タイトル:断章のグリム 12(小説:電撃文庫)
作者  :こうだがくと:甲田学人
絵師  :三日月かける
デザイン:?
編集  :?

ありとあらゆる絶望を見た神様の悪夢は、時折人間の世界に浮かび上がり、その悪夢に感染することで起こる”泡禍”。その泡禍から生還した人間による相互扶助組織”断章騎士団”と悪夢の戦いを描く本格ホラー。
ホラーです。伝奇ものではない。
最初こそあたかも伝奇もののような設定でしたが、巻を追うにつれてどんどん描写とかいろいろやばくなってきました。

毎巻「もうこれ以上やばい描写なんてないよねー」と思うんですが、やっぱり今回も超のつくグロっていうかこれもヤンデレ、になるのかしら……

ネタバレを避けようとするとあまり書けないんですが、今回はずっと片想いしていた彼女が、泡禍に関わり足を踏み外す一般人、という構図ですね。まあ細かいことは読んで悶えるといいと思うよ!

しかし最近、どんどん雪乃が人間じみていきますね。
他のキャラはどっちかというと異常性が明らかになるなか、雪乃だけは強がってはいるけど、割とまっとうな感性の持ち主だったんだなあ。というわけで一貫して雪乃のデレ(念のため言っておきますが、上級者でないとデレは感知できないと思います)が私の世界を焼いていくのでありました。


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