“夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
作者 :のむらみづき:野村美月
絵師 :竹岡美穂
デザイン:?
編集 :?
「源氏物語」を下敷きとしつつ、心残りがあるままで事故死した学園のアイドル・ヒカルの君。その幽霊が、本人は普通でいたいのに、目つきや人相の悪さ、赤茶けた髪で学園中から周りから恐れられ、伝説級の不良扱いされている不遇の少年・赤城是光に取り憑いた!
そんな出だしで始まる青春ストーリー。
なんといっても是光が、その見た目と裏腹に心底熱く、優しく、行動力もある少年なので読んでて気持ちいいんですよね。もっともそこは野村美月作品だけに、甘いだけの話になるわけもなく、試練がいろいろ待ち受けていて切ない想いもいっぱいすることになるわけですが……。
がんばれ是光! きっとお前の行動は報われる日が来るさ!
葵を救ったものの、結局成仏することもなく、次に引きこもりの少女・夕雨を救って欲しいと頼んで来るヒカル。根がお人好しだけに結局ヒカルに従って、何度も夕雨に会いに行くうちに、儚げな夕雨に惹かれて行く是光だったが……。
今回も、是光の熱い行動力が炸裂します。それにしてもどこか大事な核心部分を伏せているヒカルがなんの秘密を抱えているのか気になるところですが……。
そして、2巻は驚愕の引きがきたああああああ!!
これは正直予想外でした。うーん、ちょっと3巻がどうなるのか全くわかりませんね。葵がどう出て来るのかも気になるところ。
シリーズ一覧
『“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3)』
『“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)』
『“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5) 』
『特装版“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5) 』
作品一覧
『”文学少女”と飢え渇く幽霊』
『“文学少女”と繋がれた愚者』
『“文学少女”と穢名の天使』
『“文学少女”と慟哭の巡礼者』
『“文学少女”と月花を孕く水妖』
『“文学少女”と神に臨む作家 上』
『“文学少女” と神に臨む作家 下』
『“文学少女”と恋する挿話集 1』
『“文学少女”見習いの、初戀。』
『“文学少女”と恋する挿話集 2』
『“文学少女”見習いの、傷心。』
『“文学少女”と恋する挿話集3』
『“文学少女”見習いの、卒業。』
『“文学少女”と恋する挿話集4』
『半熟作家と“文学少女”な編集者』
『"葵" ヒカルが地球にいたころ……(1)』
『“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3)』
『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』
『“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)』
『“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5) 』
『特装版“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5) 』
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著:野村 美月 イラスト:竹岡 美穂 そう!それは断じて恋ではない! 2011年8月の新刊。約4ヶ月1週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。 今回のヒロインは引き篭もりの儚げな美少女、夕...
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