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第1回一迅社文庫大賞＜入選＞受賞作。

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空飛ぶ豪華客船での少年少女の冒険譚！

おおー、これはおもしろかった！
あらすじは王道で、ある程度は展開も読めますが微妙にフェイントがかかったり、描写が上手く読者を引きこんで一気に最後まで読ませてしまう魅力があります。
黒枠おすすめで！

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今をときめくアイドル声優の音無まどかと、ひょんなことから素人なのにパートナーとなってラジオのパーソナリティを務める事になってしまった村人Ａこと常村良人。
以来、良人はまどかに振り回されっぱなし！

すっかり安定のボケツッコミ。なんかもうまどかと良人の掛け合いは「お前らさっさと夫婦になっちゃえよ！」と言いたいくらいですが、それはまだまだのようで。

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このうえなくタイトルに偽りない内容。
借金返済のため、両親と離れ旧家のお屋敷で女中の一人として働く事になった少女の悪戦苦闘ぶりを描く物語。

由緒正しき館ものにして、ある意味ではファンタジーかもしれません。
今どき携帯も出てこず、黒電話のみ、手紙は検閲され、はえとり紙使用、郵便ポストは丸ポスト、などなどひとつひとつの要素はないとは言えないけどこんな昭和な雰囲気そうそうお目にかかれるとは思えませんからね。

旧家の勢力争いのようなどろっとした話が出てきたり、はっきり言って目新しさはありませんが……おもしろいかそうでないかで言えばおもしろかったです。こういう雰囲気がありな人ならおすすめ。

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雪乃さんが、雪乃さんがデレた！？
（ただし当シリーズ比です）

”泡禍”と呼ばれる神の悪夢のかけらによって引き起こされる怪異。その怪異の解決のために動く少年少女たちの活動を描くホラーです。
さらっとあらすじだけ見ると普通の伝奇ものっぽく思えるかもしれませんが、さにあらず。
どこまでもホラーなのでご利用は計画的に。
さて、この巻ですが……あばばばば

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記憶喪失の主人公、美人オーラ全開で幼なじみにぞっこんのお嬢様、お嬢様から離れたい男、大学生による激動の青春ラブコメ！

もちろん、ラノベだけにある程度誇張されてはいるんですがものの見事に大学生活を再現しているのがすごい。2巻でますます「これどーすんの？」みたいな感じに。

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最初から最後までずーっとハイテンションなラブコメ。
どれくらいハイテンションが続くかというと、読み終わってぐったりと疲労を感じるくらいのレベル。
おまけに主人公の言動が独特というか、基本的には受け身の態度のはずがなぜか逆にヒロインに対して攻めっぱなしという……。

血管が切れるまでコメディしよう！＞適当にキャッチを作ってみた

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中村恵里加の新作。
異世界人に目をつけられたことで、平凡だった少年が、突如として”ゲーム”という1対１の戦いに放り出されるという物語。
異世界人の勝手な遊戯につきあわされる理不尽さや、戦いで受ける痛みのリアルさ、そういったものがさすがの筆致で丁寧に描かれます。おすすめ。

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戦う魔法少女もの、という意味では最近の定番と言えない事もないのですが……
出てくるヒロインが（一名は除く）揃いもそろってテンションが低いまま物語が進行していくのは新しいかも。

同時に二人の魔法少女の使い魔となってしまった主人公の運命やいかに。
さて。
2巻にして、和貴と田辺川の間に子供ができてしまった！？

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実は最初に読んだとき思った事は、「交渉できてないじゃん！」でした。
や、正確には交渉はしてるものの、いくら新人とはいえ稚拙すぎるよなあという印象。
そのため、ちょっと紹介するかどうか迷う部分もあったんですが……

キャラは文句なしにきちんと立ってよく動いてるし、設定も興味を惹かれるし、ストーリー展開も及第点。というわけで、タイトルに「ネゴシエイター」と入ってるのにこういうおすすめの仕方をするのもなんですが、”交渉”の二文字はあえて気にせず、アクション小説として楽しむ事をおすすめします。

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会話の掛け合いっていうかリズム感が読んでるうちにだんだん心地よくなってくるメイド喫茶ラブコメ。

基本的にはいたって王道なラブコメですが、しりとりによる会話劇とか追い詰められたときの言い訳モードとかがなーんかね、いいんですよ。

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暗黒大魔王たるガブリエラが、鋼鉄の白兎騎士団団長という座を利用して越後屋よろしく暗躍しなみいる政敵をばったばったとなぎ倒す物語。嘘だけど。

でも、イメージ的にそんなに外れてはいないと思いますええ。
女だけで構成されていながらその強さが近隣諸国に知れ渡る傭兵集団。寡兵で多数の兵を相手に勝利する事を余儀なくされた白兎騎士団の明日はどっちだ！ていう話なんですが、今回もペテンが冴え渡ります。

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すごい、という以外の語る言葉を持ちません。
この巻の物語の充実度はもちろんのこと、シリーズ全体を振り返ってみて赤枠おすすめするしかありませんっ！！！

様々な魔法体系を持つ三千世界の中で、唯一魔法を使えず、しかもその世界が魔法を”観測”することで魔法をすべて打ち消してしまうことから「地獄」と呼ばれ忌み嫌われる地球。そのため魔導師協会からは魔法世界の流刑地としての扱いを受けている。
そんな罪人の一人として地獄に落とされた少女と、魔法消去を使う”悪鬼”武原仁を中心とした、壮大なスケールで送る魔法アクションも、ついに完結です。

■ 非常にＳＦ的でしかもおそろしいほどに練られた魔法体系。そして熱すぎる魔法バトル！
■ ヒロインが嗜虐癖のあるサドロリというありえなさ。
■ おそろしく高度なはずなのに、むちゃくちゃな魔法体系の併存。しりとりで魔力引き出すとか全裸で戦うとか、自分を痛めつけるほど強力な魔法使えるとかどんだけ！
■ かと思うとガチで学生運動の話が延々書かれたりという一面もあったり。

未読な方、今からでも是非読んでみてください！

さて、こっから先は最終巻ですし、ある程度ネタバレで雑感行きます。
ご注意ください。

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佐々原さんの新作はまさかの伝奇ホラー。
怖い、怖いよ！

半人半死人になっちゃった主人公と死に神？な少女を巡る物語（つまりタイトルそのまんまってことですね）なんですが、思っていたよりもはるかにガチで怖い雰囲気でした。

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人ならざる存在の戦争妖精（ウォーライク）と、彼女らと契約することで超常の力を得た人間・ロード。いかなる願いも叶える”楽園”に至るためには、他の戦争妖精たちと戦わなければならない。そんなバトルアクションストーリー。
あ、今更ですがロリ好きな人でまさか読んでない人はいませんよね？

さて、このシリーズの短編は外伝ではなく、完全に本編扱いなのでなにげに重要な巻です。
いよいよ佳境という段に入り、今まで明かされなかった薬子の過去や、伊織の父のことなどが語られます。

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ネットなどで話題になってたからか、書店でもネットでも瞬殺され、ようやく最近再入荷。実は不覚にも買い逃していて、ようやく先日手に入れました。

で。
「修羅場」とか言うから、「中に誰もいませんよ？」とか空鍋みたいなのかと思ったら完全王道のラブコメだったよ！　タイトルに騙された！　でもおもしろかったけどな！

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これはおもしろかった！　黒枠おすすめで。

生徒会もの。ただし、反逆の生徒会！
メインキャラが実によく動いてます。会長かわえええええ！！

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第12回えんため大賞＜特別賞＞受賞作。

魔法少女もののパロディ……なんですが、あらなんだか意外と熱いですよ？
イロモノっぽく見えてある意味正当派かも。

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”正義の味方”を一度は挫折した主人公が、それでもやっぱりおせっかい気質を完全に取り去る事はできなかった、そういうお話。

あー、いいですねえこれ。人間の強さと弱さをどちらもきっちりと描いた上で、最後にはみんなが笑って終われるそんな物語。おすすめ。

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第12回えんため大賞＜特別賞＞受賞作。

なんだこれ。序盤でいきなりやられたよ！
出だしからものすごい勢いで先制パンチを食らって、先の展開が全くわからなくなりとにかく続きが気になって読み進めているうちに終わってました。
言霊を魔術として扱ったライトノベルは多々ありますが、この作品は描写の端々に言霊の威力というものを感じられる説得力があります。
少し好き嫌いの分かれそうな作風ではありますが、これは超好き。赤枠おすすめ！！

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第12回えんため大賞＜優秀賞＞受賞作。

唯我独尊系毒舌万能作家少女がヒロイン、そして主人公は……犬！
変わった二人の織りなす毒舌コメディです。
テンポのいい掛け合いが大好きなひとにはぜひ！　ちとクセありですがおすすめ。

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亡くなった巨大企業グループの社長であった父の後を継ぐべく猛勉強。残るハードルは１年以内にふさわしい伴侶を見つけること。と、まあここまではよくある話。
このシリーズのひねってあるのは、周りにいる仲の良い少女たちの中に一人、血を分けた妹がいる！ということ。

毎回、「妹」による様々な策謀が発生するのがミステリ的でおもしろいですね。
今回は校内放送でって……ええええええええ！？