名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/03/10 - の記事

本日の名台詞

「義理じゃないけど、チョコいる?」


タイトル:カレイドスコープのむこうがわ(小説:電撃文庫)
作者  :みきゆうえい:三木遊泳
絵師  :ぷよ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :井上志帆 (13 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

祓い師と助手な現代ファンタジー……ですが、そっちのお祓いパートではなく日常パートに出てくる井上さんが素敵すぎます。一応井上さんがヒロイン、なのかな? 主人公には付き合ってる感覚がどうもなさそうですが、デートもしてるし。がんばれ井上さん。

さてさて台詞解説ですが……
不要でしょう!! てか破壊力高すぎだよこれ!!

その辺のツンデレでは到達できない高みに達してますこれは。なのにああ、鈍チンな主人公はちっとも井上さんのアプローチに気がつかない。というわけでまいじゃー推進委員会は、井上さんの恋路を応援します。 ……あれ、これ台詞解説だったっけ?

カレイドスコープのむこうがわ

タイトル:カレイドスコープのむこうがわ(小説:電撃文庫)
作者  :みきゆうえい:三木遊泳
絵師  :ぷよ
デザイン:?
編集  :?

祓い師の強気なお姉さんに、この世のものでない存在を視ることのできる「同調者」としての能力を見込まれ、半ば無理矢理祓いの助手にされてしまった少年・道広の日常を描いた現代ファンタジーです。
新人作品ですが、これはいいですね! 
この手の現代ファンタジーだと、ギャグに偏るか殺伐とするかどちらかになりがちですが、この作品ではどこかのんびりした雰囲気を持っているのがグッド。おすすめ。

断章のグリム (4)

タイトル:断章のグリム (4)(小説:電撃文庫)
作者  :こうだがくと:甲田学人
絵師  :三日月かける
デザイン:?
編集  :?

どうもこのシリーズをよくある現代ファンタジーと思い込んでる人がけっこういるんじゃないかという気がするので、ここで断言。
このシリーズの本質はあくまでホラーです。
よって怖いのや痛いのが苦手な人にはおすすましませんが、そうでなければ夜読むのがためらわれるような圧倒的な描写をお楽しみください。

ガンパレード・マーチ山口防衛戦

タイトル:ガンパレード・マーチ山口防衛戦(小説:電撃ゲーム文庫)
作者  :さかきりょうすけ:榊涼介
絵師  :きむらじゅんこ
デザイン:?
編集  :?

ガンパレード・オーケストラは全部買うには買ったけど、結局すべて積ん読になってましたが、(というかゲーム自体やってないし)再びガンパレード・マーチの新刊ということで速攻読了。
相変わらずおもしろいです。戦線が山口に移ったことで、単に原作の名台詞やシーンを再現するという枠を完全に超えて世界観そのものを描写する域に達してます。もう、ノベライズとは思わない方がいいですねこれ。
そして描写するのは勝ち戦ではなく、負け戦の中での善戦というのがまたよし。