名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/01/05 - の記事

本日の名台詞

「あれは弱く、高潔な男だ。灰色狼はそれをして、慕う」
「……本人に言った?」
「い、言うものか!!」


タイトル:GOSICK (6)(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :さくらばかずき:桜庭一樹
絵師  :武田日向
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ヴィクトリカ・ド・ブロワ&ギデオン (219 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

気まぐれに「知恵の泉」を再構成してみせることで、どんな難事件でも戯れに解決してしまう頭脳を持ちながらも、半ばかごの鳥のように学校の図書室から自由に外に出ることのできない少女・ヴィクトリカと、東洋からやってきたまっすぐな気性の少年・久城。この二人の微笑ましい日常&非日常を描く、ミステリと恋愛模様です。
とにかく二人の距離感とか普段のやりとりが実に微笑ましく、応援したくなるのです。
そして普段は割と言いたい放題言われている久城ですが、ヴィクトリカが唯一心から信頼を寄せている相手であることも……。

とらドラ! 4

タイトル:とらドラ! 4(小説:電撃文庫)
作者  :たけみやゆゆこ:竹宮ゆゆこ
絵師  :ヤス
デザイン:?
編集  :?

性格は悪くない(ややヘタレ?)のに、目つきがあまりにも凶悪なので恐れられている高校生や、見てくれはいいのに性格が激しすぎて「手乗りタイガー」と恐れられる少女をメインとしたラブコメ。
相変わらず、一気に読ませる&ニヤリとさせられるテキストは健在です。ラブコメ好きなら圧倒的におすすめ。

この巻では、今まで脇役に徹しがちだったみのりんにスポットが当たってます。いいぞそこだみのりん! それでこそみのりんだ! と読み終えた時にはそんな感動を覚えることでしょう

とある魔術の禁書目録(インデックス) (12)

タイトル:とある魔術の禁書目録(インデックス) (12)(小説:電撃文庫)
作者  :かまちかずま:鎌池和馬
絵師  :灰村キヨタカ
デザイン:?
編集  :?

あらゆる異能を打ち消す右手で、辺り構わず人助けしてフラグを立てまくる『幻想殺し』上条当麻の活躍するアクション。
今回は半ばシリーズのファン向けな短編集といった趣です。戦いの場面ばかりだったあのキャラとかこのキャラ達の日常シーンは必見! メインキャラは「ほぼ」すべて出てきます。
学園コメディ編と帯の煽り文句にはありますが、存分に堪能させていただきました。

七人の武器屋 戸惑いのリニューアル・デイズ!

タイトル:七人の武器屋 戸惑いのリニューアル・デイズ!(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :だいらくけんた:大楽絢太
絵師  :こんのたかし:今野隼史
デザイン:?
編集  :?

いろんな志を持った七人が力を合わせて武器屋を経営するファンタジー。
あとがきによると第一部完。(短編や漫画化といった話が出てくる割には、どうも打ち切り臭が感じられますが……とりあえずあとがきによると、現時点では続編は未定のようです)
毎度毎度経営難や建物の倒壊など災難に見舞われるエクス・ガリバーですが、今回はイッコが、メンバーを抜けると言い出してさあ大変。
共同経営するお店、という形式での話は今までありそうでなかったのでなかなか新鮮でした。人生の進路という重大な岐路に立たされて悩むマーガスにいろいろ共感する人も少なくないのでは。

グロリアスドーン 2 少女は夕暮れに遊ぶ

タイトル:グロリアスドーン 2 少女は夕暮れに遊ぶ(小説:HJ文庫)
作者  :しょうじたかし:庄司卓
絵師  :四季童子
デザイン:?
編集  :?

地球よりはるかに高い文明を持つドリルな?宇宙人と、人間の共生ストーリー……というか、平たく言うと「ドリルいいよドリル」と連呼するSFです。おお、一瞬で説明できた(笑
2巻では、どうみても人間の感情を学習中といった感じのティセに、妹が現われて話がこじれて戦ったり戦わなかったりします。正直作中怒濤のように出てくるカタカナはろくに頭に入ってなかったりしますが……とにかくポイントはドリルと百合!

鳥篭姫と王樹の実

タイトル:鳥篭姫と王樹の実(小説:コバルト文庫)
作者  :かつらたまき:桂環
絵師  :羽戸らみ
デザイン:?
編集  :?

2005年のノベル大賞入選作家のデビュー作。
腕っ節がやたら強く、不良なんか簡単にのしてしまうけれどお姫様願望は人一倍強い女子高生・つゆり。
自分を護ってくれる騎士を求めるある日、生涯一度だけ使える意中の人を虜にできるという「環」を手に入れて……。美形で過保護なくせに純情病という難儀な家庭教師・古澄を巻き込んだ恋愛ファンタジー……と、いうことにしといてください(汗
多少ひねりも入っていてテンポはなかなかよかったけど、どこをどう説明したらいいのかどうにも困るというか。うーむ。