名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/12/03 - の記事

本日の名台詞

わくわくするような大冒険がしてみたいな。
物語みたいな。
すてきなおばあさまに誘われて、
魔法のアイテムを探し出す依頼を
うけるの。
もちろんその途中には駆け引きとか、
さらなる魔法アイテムの出現とか、
伝説の人物との邂逅も必要よね。
そうそう敵は謎が多い方が良いわね。
ただ最後には、私が、
時砕き・ゲーデルリンネに変身して
解決するの!
もちろん今回も大団円で決まりよっ!


タイトル:時載りリンネ!2(小説:スニーカー文庫)
作者  :せいのせい:清野静
絵師  :古夏からす
デザイン:?
編集  :?
キャラ :リンネ (4 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

時を止める能力を持った少女リンネと、その下僕、もとい相棒の少年久高の冒険。
いいから読めと言わざるを得ない。

それでは台詞解説。
前口上?として実に爽快ですが、1巻のこちらの台詞と対比させるとさらに楽しめます。

時載りリンネ!2

タイトル:時載りリンネ!2(小説:スニーカー文庫)
作者  :せいのせい:清野静
絵師  :古夏からす
デザイン:?
編集  :?

朝読み終わったばかりなので、とりあえず速報版で。

金帯はダテじゃないっ!(笑)
2巻なのに金帯というかなりレアな帯をひっさげて登場した時載りリンネ。
ちょっと特殊な力を持った少女と、いつも少女と一緒に行動している少年の「わくわくするような大冒険」です。
文章的に変な偏りがなく、誰にでも楽しめます。これは読みましょう。は騙されたと思ってぜひぜひ。きっと至福の一時が待っています。
図書館とかにもぜひぜひおいて欲しい作品です。

07/12/02 - の記事

世界樹の迷宮 -去りゆくモノたちへの鎮魂歌-

タイトル:世界樹の迷宮 -去りゆくモノたちへの鎮魂歌-(小説:ファミ通文庫)
作者  :うれしのあきひこ:嬉野秋彦
絵師  :日向悠二
デザイン:?
編集  :?

世界樹の迷宮のノベライズ。
相手を第二階層のボス「森の王」として、あえて迷宮の謎にまで踏み込まなかったのはかえってよかったと思います。
半ばはアクションよりも、人間ドラマの方が主体かも>そんなに濃くはないですが
うーん……特徴がないのが特徴、ですかね。
この小説に出てきたキャラデザをゲームでも使えたらなあ、などと思うのは贅沢というものか。

07/12/01 - の記事

本日の名台詞

もっと悲しくなると思ったのに…
何も感じない


タイトル:GUNSLINGER GIRL 9(小説:電撃コミックス)
作者  :あいだゆう:相田裕
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :トリエラ (160 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

義体となり、大幅に強化され傷ついても交換可能な肉体と、制御された感情を持って戦う少女達の物語。
読めば読むほど、ストーリーが進むほど切なくなります。

それでは台詞解説。
本来なら大泣きするようなショックな出来事の直後でも、厳重に管理された感情を持つ義体では、あまり心を乱されることがない。
その事実に対して哀しみを感じているトリエラ。

GUNSLINGER GIRL 9

タイトル:GUNSLINGER GIRL 9(小説:電撃コミックス)
作者  :あいだゆう:相田裕
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

様々な事情から、本来の身体のほとんどを強化され、脳にも「条件付け」による処置を施された義体として戦う少女達を描きます……
の、ですが。
微笑ましい日常とかもあるにはあるけれど、最初から悲劇という結末しか持たない物語。
身体のほとんどの部分は負傷しても交換がきき、まだ彼女たちを管理する公社の監督官からの命令には絶対服従する「条件付け」の副作用、限られた寿命etcetc……最初から愛情は歪んでいるとわかっているだけにひとつひとつのエピソードがよけい切ないです。
それと、武器についてはかなり拘ってます。

バトルフィールドは空騒ぎ!2 -人形遣い-

タイトル:バトルフィールドは空騒ぎ!2 -人形遣い-(小説:ファミ通文庫)
作者  :あさぬまこうた:浅沼広太
絵師  :むらたたいち
デザイン:?
編集  :?

FPS、多人数参加のオンラインシューティングゲームをそのまま小説にした感覚のアクション小説。
よくあるオンラインを題材にしたタイプの小説とは少々味漬けが異なり、オフラインにおける描写は一切なく、「中の人などいない」ものとしてキャラの視点だけでストーリーが進んでいくのが特徴です。
せいぜい戦闘不能か死亡かで扱いに差があるとか、回線落ちがあるとか、それくらいの違いかな?
協力プレイしていく楽しさがうまく再現されていると思います。
この手のゲームをやる人ならまず間違いなく楽しめます。