名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/06/06 - の記事

ゆらゆらと揺れる海の彼方 8

タイトル:ゆらゆらと揺れる海の彼方 8(小説:電撃文庫)
作者  :こんどうのぶよし:近藤信義
絵師  :えびね
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

哀しみキメラ 4

タイトル:哀しみキメラ 4(小説:電撃文庫)
作者  :らいらくれい:来楽零
絵師  :柳原澪
デザイン:?
編集  :?

実は2巻から積ん読ですが、読む気がないわけではないという意思表明……(汗

07/06/05 - の記事

本日の名台詞

「人間を見くびるな……!」


タイトル:薔薇のマリア 7 SINBREAKER MAXPAIN(小説:スニーカー文庫)
作者  :じゅうもんじあお:十文字青
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?
キャラ :マリアローズ (396 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

マリアローズの精神的成長物語。

ではさっそく台詞解説へ。

くじびき勇者さま 4番札 誰が女神さまよ!?

タイトル:くじびき勇者さま 4番札 誰が女神さまよ!?(小説)
作者  :しみずふみか:清水文化
絵師  :牛木義隆
デザイン:?
編集  :?

ファンタジーの名を借りた架空ウンチク小説(一部リアル世界のうんちく含む)、とあえて言い切ります。
さて、ちと今回はこの場を借りて4巻の感想関係なしに一席ぶってみます。

薔薇のマリア 7 SINBREAKER MAXPAIN

タイトル:薔薇のマリア 7 SINBREAKER MAXPAIN(小説:スニーカー文庫)
作者  :じゅうもんじあお:十文字青
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?

ウィザードリィ的なダンジョンもぐりファンタジー……なのですが。
このシリーズの場合、主人公のマリアローズの周りは桁外れに強いキャラばかりで、マリアは自分の存在価値を見出せずたびたび精神的な弱さから折れます。折れては折れては自力で立ち上がったり、人に助けてもらったりして再び立ち上がる。そうしてほんの少しずつ精神的に強くなる。でも戦闘要員としては、やっぱり弱いまま。
ではどうするか? 周りを冷静に俯瞰して状況を打破する「目」になろうとがんばるマリア。
肉体ではなくとことん精神の成長に的を絞り、しかもそう簡単に強くなったりはしないところにこのシリーズの真価があると思ってます。

07/06/04 - の記事

本日の名台詞

異常な事件が起こったからといって、自分まで異常になる筋合いがどこにある? 無力な容疑者の拷問を正しいと思えとでも? ふざけんな――断固たる拒否。
脳裏をよぎる思い――生まれつき手足を開けず、地面に這いつくった幼い自分。
そのとき自分にとって世界は拷問だった。何もかもが四方にそびえ立ち、いつ踏み潰されるか分からないという恐怖をもたらした。心を殺されそうになるほどの恐怖――果てしない怒り。
殴られるのと同じほどの実感――理屈抜きの。あたしは拷問が嫌いだ。そんなのは大嫌いだ。あんな不愉快なもの二度と見せられてたまるか。連中がまたあれをやろうってんなら、そのときは相手が誰であるかに関係なく、ぶっ潰してやる。ユーリーとその仲間たちがへこたれるだけの戦争をあたしが起こしてやる。くそったれ。


タイトル:オイレンシュピーゲル 2(小説:スニーカー文庫)
作者  :うぶかたとう:冲方丁
絵師  :白亜右月
デザイン:?
編集  :?
キャラ :涼月 (152 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

すいません、またしてもオイレン・シュピーゲルから。だって好きなんですよー!
かなり独特な文章から繰り出される燃えに燃えるアクションSFです。詳細は書影クリックで。

さて、台詞解説です。
自分の目の前で拷問を許してしまった自分に憤って、自らの境遇とも照らし合わせて二度とはさせないと誓う涼月。割と抑えめとはいえ、この台詞にも独特なリズムのいったんが表われています。

オイレンシュピーゲル 2

タイトル:オイレンシュピーゲル 2(小説:スニーカー文庫)
作者  :うぶかたとう:冲方丁
絵師  :白亜右月
デザイン:?
編集  :?

1巻より燃え度アップ!
深刻な体の障害を、自分の体のほとんどを機械化することで克服し、その潜在的な特性から特甲児童として治安維持のために強大な武力を携えて戦う物語です。
「マルドゥック・ヴェロシティ」シリーズで確立された、独特のリズムで繰り出される文と重厚なストーリー展開が魅力。

吸血の季節

タイトル:吸血の季節(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :さうらしゅんいち:砂浦俊一
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

さて、この物語は自分を含め未読の方はほぼ100%勘違いしていると思いますが……
この作品で扱っているのは「吸血鬼」ではなくて、「吸血病」です。気になる方はwiki参照のこと。
よって内容としては、伝奇ものではなくてサイコもの、もしくはサスペンスものになります。
後は百合成分かな。

07/06/03 - の記事

戯れ言:ガガガ文庫はどこへ逝……もとい、どこへ行く?

ガガガ文庫創刊の印象については、既に各地のブログでも取り上げられていますが、一読者として気になる点をいくつか挙げてみます。
なぜ今回に限って拘るかというと、体力のある大手出版社のやり口に見えない斜め上っぷりだから。

●対象年齢って?
一見人気漫画のノベライズは中高生狙いに思えますが、「ハヤテのごとく」や「ぼくらの」の読者はどう考えても年齢層が高いのが明らか。

2007年5月の傑作ライトノベルピックアップ

2007年5月発売のライトノベルの中から、個人的に特におもしろかったものをピックアップして紹介。
単発作品優先。特に人気シリーズについてはよほどすごい!と思ったとき以外は対象から除外します。
詳細な感想・名台詞については書影をクリックしてください。


楽園バイオリン

本日の名台詞

「なめんじゃねえっ! あたしはっ、これしか知らねーんだ! 生まれてから一度もっ、七歳で機械にされたときから、これ以外っ、なんっにも威張れるもんがねーんだ! あんたが戦争の鬼だろうが何だろうが、生まれたときから自由に両手を開けたやつに、このあたしがっ、これで負けるわけねーだろっ!」
「この国は、良い犬を飼っている……。”黒い犬”――生まれついての闘犬だ」
「撃ちやがれ。そんであたしの命が潰せなきゃ、あたしがあんたの手足を潰してやる」


タイトル:オイレンシュピーゲル 2(小説:スニーカー文庫)
作者  :うぶかたとう:冲方丁
絵師  :白亜右月
デザイン:?
編集  :?
キャラ :涼月 (224 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

一度は完膚無きまでにのされた相手に、人が違ったような戦闘力で反撃開始。あたしはっ、これ
深刻な体の障害を機械化することで克服した涼月。自らの存在意義は戦うことで実証しなければならない彼女の意地のかかった拳。銃ではないところがポイント。

07/06/02 - の記事

本日の名台詞 その2

「涼月は、私たちの大事な仲間だが……
君は、彼女のどこが良いと思う?」
「えっと、沢山あるけど……
女性らしいところかな」

(中略)
「今のは、まさに涼月病患者と呼ばれる奨励者に特有の発言でしたね、夕霧隊員」
「はーい。夕霧隊員はとってもびっくりな重症だと思いました、陽炎先生」
「ふと思い出したが、FUBUKIは、日本語で雪の嵐という意味なんだそうだ」
「あらー。
遭難しやそうですねー」


タイトル:オイレンシュピーゲル 2(小説:スニーカー文庫)
作者  :うぶかたとう:冲方丁
絵師  :白亜右月
デザイン:?
編集  :?
キャラ :陽炎&吹雪 陽炎&夕霧 (66 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

昨日台詞を入れ損ねた埋め合わせってわけでもないですが。
でも作品紹介は今からお出かけしちゃうのでまた帰宅してから。

一度恋の病に陥ると、もはや変なフィルターかかっちゃうZE!という話……かな?
患者の名前は吹雪です。
ちなみに実物の涼月は……女性らしい……女性らしい……どこがあsdfghjkl

本日の名台詞

『発射された弾丸は、あなたの周囲の人の迷惑となります。引き金を引くときは十分にご注意下さい』


タイトル:オイレンシュピーゲル 2(小説:スニーカー文庫)
作者  :うぶかたとう:冲方丁
絵師  :白亜右月
デザイン:?
編集  :?
キャラ :? (12 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

まだ作品の紹介文作ってません(汗
単に武器撃ちまくるだけじゃなくて、こういうスパイスも効かせてるあたりがこの作品の好きなところ。

07/06/01 - の記事

アキカン!

タイトル:アキカン!(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :らんじょうりく:藍上陸
絵師  :鈴平ひろ
デザイン:?
編集  :?

シモネタ満載(笑)の人外ラブコメ。
自販機で買ってきたメロンソーダの缶に口を付けたら、缶が少女に変身した!?
この物語を簡潔に言うと、「それなんてエロゲ?」ですね。
絵師は鈴平ひろ。つまり非常によくわかっていらっしゃる。