名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

狼と香辛料 (4)

タイトル:狼と香辛料 (4)(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

行商人ロレンスと、狼の化身である少女・ホロの旅路を描いたロードノベル。ただし、中世のファンタジーな世界観を持ちながら経済要素を取り込んだ希有なライトノベルです。
武力ではなく、商人としての才覚を駆使しての逆転劇が非常に魅力的。また、ロレンスとホロのやり取りも秀逸。ホロは賢狼として、長い時を生きてきたために海千山千な会話術を誇り、いいようにロレンスをあしらうのですが、でも時にのぞかせる信頼の証がなんとも素晴らしいのですよ!

なお、4巻では雨降って地固まったバカップル(笑)のつつきあいです。説明としてかなり間違ってるように思いますが、必ずしも間違ってるとも言い切れなかったりして。


この作品の名台詞

「まったく、ぬしがもっと察しのよい雄であれば、こんなこっぱずかしいこと言わんでもすむのに」
「それは……すまない……」
「くふ。ま、お人好しなのはおぬしの数少ない美点じゃが……わっちにはそれが少し怖い。
わっちがこんなふうに寂しげにしておっても、ぬしはがぶりと食わぬのじゃからな。まったく、恐ろしい雄じゃ」

→解説


シリーズ一覧


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/1143
from いつも感想中 on 金曜, 2007/02/16 - 07:30

狼と香辛料 (4) 作者: 支倉凍砂 出版社/メーカー: メディアワークス メディア: 文庫 ストーリー 「ヨイツ」を求めて情報を得るために立ち寄った街。そこからさらに辺鄙な村に向かったロ...

from 平和の温故知新@はてな on 水曜, 2007/02/07 - 22:46

狼と香辛料 (4) 作者: 支倉凍砂 出版社/メーカー: メディアワークス メディア: 文庫 中世経済ファンタジー兼「ホロかわいいよホロ」の第4巻。 もう1巻から1年経つというのだから、月日が...