名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

レーベル別

08/09/25 - の記事

ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート

タイトル:ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート(小説:MF文庫J)
作者  :もりたきせつ:森田季節
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

第4回MF文庫Jライトノベル新人賞<優秀賞>受賞作。
えー……おもしろかったことはおもしろかったんですが……どう紹介したらいいのか頭抱えてます(汗
下手な先入観を持たず青春小説として読み始めるのが正解かも。
そして、途中で「あれ?」「おや?」とか疑問に思ったりひっかかったりしても、とりあえずスルーして最後まで読み進めましょう。
清々しい読後感に出会えると思います。実はこんなに綺麗に終わるとは予想外でした。

08/09/23 - の記事

レヴィアタンの恋人 4

タイトル:レヴィアタンの恋人 4(小説:ガガガ文庫)
作者  :いぬむらころく:犬村小六
絵師  :赤星健次
デザイン:?
編集  :?

とある飛空士への追憶でかなり注目度があがったと思われる犬村小六による伝奇ファンタジー。
戦いにおける情け容赦ない描写と、それに相反するかのようにあまりにもツンデレなユーキとタマのバカップルぶりの対比がかなりの魅力。
4巻でもその魅力は健在、というかパワーアップしてます。
とある飛空士しか読んでない、という方はぜひこっちも読んでみてください! かなりおすすめ。
飛空士とはだいぶ切り口が違いますが、やはり良質なボーイミーツガールなのです。

ラノベ部

タイトル:ラノベ部(小説:MF文庫J)
作者  :ひらさかよみ:平坂読
絵師  :よう太
デザイン:?
編集  :?

ラノベ部などというから、メタ小説で内輪パロディ的な話かと思ったんですが……これが予想外によかった!
むしろ内輪ネタっぽいネタは少なめかもしれません。あってもかなり丁寧に解説されている場合が多く、知らなくても問題なし。
某さんが「ひだまりスケッチ」を例えに出してましたが、まったりとした雰囲気の4コマ漫画をライトノベルで実践したような4コマラノベとでも言うべき作品です。おすすめ。

08/09/22 - の記事

生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録1

タイトル:生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録1(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あおいせきな:葵せきな
絵師  :いぬがみきら:狗神煌
デザイン:?
編集  :?

「生徒会の一存」シリーズ(ほんとは「碧陽学園生徒会議事録」が正式シリーズ名称のはずですが、未だにそんな名前使ってる人見たことありません。それどころかこっちの名前は誰も憶えてないんじゃないですかね?)のドラマガ連載の短編集を扱ったもの。
通常だと外伝とか、学園編とか見た目に明確な区別があるんですが……本編とほとんど変わってねー!
違うことと言えばシリアスなストーリーがないことくらい?

相変わらず好き放題やってますが、今回の主役はあえて言おう、中目黒であると!

2008年9月 の新刊情報 スーパーダッシュ文庫

今月は新人賞のターン!というわけで、新人賞スキーな方はお買い逃しのないように。

スイーツ![第7回スーパーダッシュ文庫小説新人賞<佳作>] しなな泰之
超人間・岩村[第7回スーパーダッシュ文庫小説新人賞<佳作>] 滝川廉治
反逆者(トリズナー) ~ウンメイノカエカタ~[第7回スーパーダッシュ文庫小説新人賞<佳作>] 弥生翔太
パーフェクト・ブラッド4 道化の魔女と、刻の誘い 赤井紅介
アクマ・オージ 岡崎裕信

08/09/21 - の記事

境界線上のホライゾン 1上

タイトル:境界線上のホライゾン 1上(小説:電撃文庫)
作者  :かわかみみのる:川上稔
絵師  :さとやす
デザイン:?
編集  :?

終わりのクロニクルという大作を完結させた後、しばらくインターバルを置いていた川上稔再始動。
新シリーズ一発目から500ページオーバー、並の小説ならシリーズひとつ、下手すると数シリーズ維持できるかもしれないような情報がこの1巻に詰まっているという恐ろしいまでの緻密な設定は今回も健在。

それと、(少々特殊な部分ではありますが)今回も自動人形大活躍です!
人は選びまくりますが、当然のように赤枠でおすすめ。

08/09/20 - の記事

2008年9月 の新刊情報 MF文庫J

ゼロの使い魔のdvd付き特装版というのは、アニメ一期の一話だけ収録した8cmDVDが一緒になってるヤツです。
新作アニメとかドラマCDとかではないので、ご注意下さい。(でもわざわざこんなグッズ出すって事はDVD売れてるわけか……)
あと、どうみても実質的に「神様のお気に入り」のあのキャラとしか思えない「もふもふっ」とか、ラノベ部なる謎の新作などいろいろ気になるものは多いですね。

2008年9月 の新刊情報 富士見ファンタジア文庫

ハイスクールD×Dという新シリーズが気になるところですが果たして……
(ところでD&Dにダンジョンズアンドドラゴンズなどと脳内変換してしまうと年がバレます。気をつけましょう)

SH@PPLE ―しゃっぷる― (3) 竹岡葉月
ご愁傷さま二ノ宮くん10 鈴木大輔
鋼殻のレギオス X コンプレックス・デイズ 雨木シュウスケ
スレイヤーズせれくと2 家政婦は見たかもしんない 神坂一

2008年9月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

とうとう刊行されているのはROOMのみということになってしまいました。
あれですかね、「総員退鑑!」みたいな……

ROOM NO.1301 #10 管理人はシステマティック? 新井輝

かのこん 11

タイトル:かのこん 11(小説:MF文庫J)
作者  :にしのかつみ:西野かつみ
絵師  :狐印
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

ゼロの使い魔 15

タイトル:ゼロの使い魔 15(小説:MF文庫J)
作者  :やまぐちのぼる:ヤマグチノボル
絵師  :うさづかえいじ:兎塚エイジ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

量産型はダテじゃない!4

タイトル:量産型はダテじゃない!4(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :やなぎみとうき:柳実冬貴
絵師  :銃爺
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/09/19 - の記事

七歳美郁と虚構の王

タイトル:七歳美郁と虚構の王(小説:ガガガ文庫)
作者  :くがぼんちょう:陸凡鳥
絵師  :甘塩コメコ
デザイン:?
編集  :?

第2回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<佳作>受賞作。

なんということでしょう。
普通におもしろかったよ!
演劇めいた仰々しいやり取りは好き嫌いがちょっと分かれるかもしれませんが、少なくとも個人的にはガガガの新人賞絡みではRIGHT×LIGHT以来、久々に「普通に」楽しめました。
長尺の台詞回しが好きな方(例えば奈須きのことか)におすすめ。

リリスにおまかせ! 2

タイトル:リリスにおまかせ! 2(小説:電撃文庫)
作者  :あさみやかえで:麻宮楓
絵師  :こりえりこ:梱枝りこ
デザイン:?
編集  :?

世界征服せんとしているものの、真の復活までまだ力を取り戻すのを雌伏の時を過ごして待っているサタン様と使い魔リリスの物語。

フォーマットは萌え小説そのもので、中身はラブコメに行ってるように見せかけて実は全然男女の仲は進展しないというある意味希少価値のある話……かも。

08/09/18 - の記事

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎(小説:GA文庫)
作者  :あざのこうへい:あざの耕平
絵師  :カズアキ
デザイン:?
編集  :?

ポリフォニカはシェアードワールドとしてかなり幅が大きくなってしまい、新たに手を出すにはためらわれるほどの規模になっていますが……
これはぜひ、シリーズ未読の方にもおすすめしたいです。文句なしにおもしろかった。電車の中で読んだのですが(笑いで)半ば決壊しかけました。
天才音楽家にして神曲楽士という、ちょっと異彩を放つ男ダン・サリエルの物語です。
アクの強い性格で周りとトラブルを起こしまくりつつ突っ走るその姿勢がイイ!

2008年9月 の新刊情報 一迅社文庫

なにげに作家のチョイスはかなり独自路線入ってるようですね一迅社。

白銀のローレシアン ~願う少女と迷い糸~ 上原りょう
ドラマチック・ドラマー遊月 四辻たかお 中野友和
ハーフボイルド・ワンダーガール 早狩武志

2008年9月 の新刊情報 一迅社文庫アイリス

あーそういえば、7月に出たルーク&レイリアを積んだままだった……orz

天の螺旋 華藤えれな
ルーク&レイリア アルテナの少女 葉山透
ムシアオの森、カササギの剣 諸口正巳

白銀のローレシアン―願う少女と迷い糸

タイトル:白銀のローレシアン―願う少女と迷い糸(小説:一迅社文庫)
作者  :うえはらりょう:上原りょう
絵師  :okiura
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

ドラマチック・ドラマー遊月

タイトル:ドラマチック・ドラマー遊月(小説:一迅社文庫)
作者  :よつじたかお:四辻たかお
絵師  :中野友和
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

ハーフボイルド・ワンダーガール

タイトル:ハーフボイルド・ワンダーガール(小説:一迅社文庫)
作者  :はやかりたけし:早狩武志
絵師  :バーニア600
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/09/17 - の記事

お隣の魔法使い 語らうは四季の詩

タイトル:お隣の魔法使い 語らうは四季の詩(小説:GA文庫)
作者  :しのさきさみ:篠崎砂美
絵師  :尾谷おさむ
デザイン:?
編集  :?

お隣に突如として引っ越ししてきた謎の青年ツクツクさんと、好奇心の強い少女メアリーの、ちょっとだけ不思議な日常を描いた物語。

バトルもラブコメもなく、大層な事件は起こりません。それどころか、メアリーはツクツクさんのことを魔法使いだと思っていて、実際読者にもそうとしか思えないんですが具体的に魔法を使うシーンはどこにも出てきません。
非常にのどかで、心安らぐお話です。短編形式で気軽に手を出せるので、おとぎ話でも読むつもりで楽しんでみてください。おすすめ。

2008年9月 の新刊情報 ガガガ文庫

されど罪人は竜と踊る (3) Silverdawn Goldendusk 浅井ラボ
イメイザーの美術 (3) 砂と星のあいだに 灰原とう
七歳美郁と虚構の王[第2回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<佳作>] 陸凡鳥
RIGHT×LIGHT4 ~嘆きの魔女と始まりの鐘を鳴らす獣~ ツカサ
リバース・ブラッド (3) 一柳凪
レヴィアタンの恋人 IV 犬村小六

RIGHT×LIGHT 4 ~嘆きの魔女と始まりの鐘を鳴らす獣~

タイトル:RIGHT×LIGHT 4 ~嘆きの魔女と始まりの鐘を鳴らす獣~(小説:ガガガ文庫)
作者  :つかさ:ツカサ
絵師  :近衛乙嗣
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

されど罪人は竜と踊る 3~Silverdawn Goldendusk~

タイトル:されど罪人は竜と踊る 3~Silverdawn Goldendusk~(小説:ガガガ文庫)
作者  :あさいらぼ:浅井ラボ
絵師  :宮城
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/09/16 - の記事

ツァラトゥストラへの階段 3

タイトル:ツァラトゥストラへの階段 3(小説:電撃文庫)
作者  :どばししんじろう:土橋真二郎
絵師  :白身魚
デザイン:?
編集  :?

読めば読むほど、この作者の入門編としては「扉の外」シリーズよりも、こっちの「ツァラトゥストラへの階段」の方がいいような気がしてきました。一応シリーズ的には扉の外の続編ですが、知らなくてもまあ大丈夫かと。

もう定番となった感のあるゲーム小説です。ゲーム小説好き、または手に汗握るシーソーゲームの感覚が好きならおすすめ。
今回は、現実世界とゲーム世界をリンクさせて、お姫さまを救出する話。引き続き福原が主役です。
もしかして今まででもっとも爽やかな結末なんじゃなかろうか。

08/09/15 - の記事

神曲奏界ポリフォニカ エンシェント・ホワイト

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ エンシェント・ホワイト(小説:GA文庫)
作者  :たかどのまどか:高殿円
絵師  :凪かすみ
デザイン:?
編集  :?

作者産休のためちょっと間の開いていたポリ白再開。
スノウが上級生の仲間入りをして、下級生の指導に当たることに。

……とか思っていたら、急展開したあげくすごく気になるところで切られてしまいました。うおおお……

狼と香辛料 9

タイトル:狼と香辛料 9(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

経済という要素を盛り込んだ、変わり種の中世風ファンタジー。
行商人のロレンスと、狼の化身である少女・ホロの二人の旅路を描いていきます。

上下巻構成の下巻、北と南の街の対立の構図に巻き込まれてしまったロレンス。
一歩身の振り方を間違うと破滅しかねない状況で、ロレンスのとった決断とは……

自分の連れ合いにしたいかと言われるとノーですが(笑)、エーブに惚れました。

ブルースカイ・シンドローム

タイトル:ブルースカイ・シンドローム(小説:トクマ・ノベルズEdge)
作者  :いちのくらゆういち:一の倉裕一
絵師  :なつー:NA2
デザイン:?
編集  :?

トクマ・ノベルスedge新人賞受賞作。
地球上の人類が「大災厄」と呼ばれる事故により滅亡し、ほんのわずかな人々のみが宇宙空間のコロニーで生活している世界。
大災厄の影響もまもなく消えるということで、再び地上に降りるために探査チームを派遣中……

という前フリはおいといて。

あえて言い切りましょう。
ツンデレな幼なじみがメインであると!

08/09/13 - の記事

ばけらの!

タイトル:ばけらの!(小説:GA文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :あかひと:赤人
デザイン:?
編集  :?

つい赤枠でおすすめにしちゃいました、てへっ。

発売前から一部には話題になっていた「杉井ヒカル」というラノベ作家が主人公のコメディ……
などと聞くと、メタ小説がどうとかそういう議論が必ず持ち上がってきます(めんどくさいのでその辺りの話はパス)。
実際、平和の温故知新でネタ満載な「ばけらの!」元ネタ解説一覧というエントリまで出来てしまうくらいネタまみれには違いないんですが……。

最後まで読んだ印象からすると、ラノベ作家ネタなど一切知らなくてもしっかりしたエンタメ作品として楽しめる作りになっています。
内輪ネタという部分を抜きにしても十分におすすめ。